小山 正明の現役時代のパームの投げ方

小山 正明氏は、高砂高から1953年に練習生として阪神タイガースに入団し、「投げる精密機械」と称えられた優れた制球力と快速球を武器に、最多勝利1回、沢村賞1回。通算成績856試合登板、金田正一、米田哲也に次ぐ日本プロ野球歴代3位の320勝、防御率2.45の成績を残したピッチャーです。

写真:ko koya より

小山 正明氏の精密機械と称された制球力のみならず、直球の威力も本人は「ゆったりしたフォームからビュッとホップする球が来るから打者も面食らったんじゃないか」と話しており、チームメイトだった吉田義男氏は「小山の調子がいい時は内野手はヒマだった」と巧妙な制球力について話しています。

今回は、小山 正明の現役時代のパームの投げ方についてご紹介します。

パームとは?

変化球のパームは、手のひら全体でボールを掴むようにして投げる球種です。

写真:aicatigers より

パームは球速が遅く回転も少ない球種で、リリース直後から縦に大きく落ち始める為、ドロップと同様打者の視線を上下させやすく、ストレートとの球速差で緩急もつけることができます。

最近では、帆足選手がサイドスロー気味のスリー・クォーターからパームを投げ横方向にも変化するため、帆足の投げるパームボールはライドパームと呼ばれました。

その他では、パームボールを投げていた元中日ドラゴンズの浅尾拓也選手が、2011年には79試合に登板し、防御率0.41と驚異の成績を残しました。

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小山 正明のパームの凄さ

当時苦手としていた王貞治選手への対策としてパームボールを習得し、王からの被本塁打を0に抑え、東京移籍後もパームを駆使して内野ゴロの山を築き3年連続の20勝を記録しました。

また、日米野球でもこのパームボールを屈指し大リーガーたちを抑え、本人曰く3種類のパームボールを投げ分けていたそうです。

小山正明氏のパームボールの特徴は、回転数が少なく、打者の手元で沈み、フォークボールのような落差を誇ったそうです。

これに加えてストレートの投球フォームと全く同じで、緩急も十分にあったため、最高の決め球となりました。

ko koya より

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小山 正明のパームの握り方

小山 正明氏のパームは、手のひら全体でボールを包み込むイメージで指を伸ばした状態で親指と小指と手の大きさによっては薬指も使い、リリース時には手のひらで包んで押し出すように投げます。

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小山 正明のパームの投げ方

小山 正明氏のパームは、ストレートと同じ強い腕の振りでボールを押し出すようにしてリリースしていきます。

その際、左バッターにはやや手首を寝かせた状態でリリースし、シュート気味の変化をかけます。

また、手首を立てた状態でリリースする場合は、大きな落差がつきます。

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