菅野 智之選手のフォークの投げ方

菅野 智之選手のフォークの投げ方

菅野 智之選手は、2020年から投球フォームを変更し、オープン戦では17回を投げ3失点、防御率1.59、10奪三振と安定したピッチングを続け、9月8日に7回無失点6奪三振で、4年連続7度目の2桁勝利となる自身初のシーズン10連勝(無敗)を挙げました。

菅野智之選手のピッチングフォーム

今回は、菅野 智之選手のフォークの投げ方についてご紹介します。

菅野 智之選手のフォークの凄さ

菅野 智之選手といえば、切れ味鋭いスライダーが決め球としてあげられますが、足より先に腕を動かし上半身を大きくひねることで、軸となる右足に重心が乗るという新しいフォームによって持てる力を最大限発揮できるようになり、各球種で平均球速がアップし投球の幅が広がったといいます。

なかでも、昨年まで138km/h前後のフォークが145キロ前後と格段に速くなったフォークボールの存在が、バッターを惑わせています。

このフォークの軌道が一つではなく、色々な軌道を描き、スプリットのように鋭く落ちる時もあれば、チェンジアップのようにあまり落ちず、スーッと直球の軌道から左打者の外側に逃げていくような軌道を描き、2020年はこの球種を有効的に使っています。

そして、9月29日には開幕投手12連勝を達成し、これが岩隈久志選手と並ぶNPB最多タイ記録を打ち立て活躍しています。

菅野智之選手のその他の変化球

菅野智之選手は、スリークォーターから繰り出す最速157km/hのストレートに加え、シュート、ツーシーム、ワンシーム、スライダー、カーブ、カットボール、フォークや真っスラなど、多彩な球種を持ち球としています。

これらの球種を高い制球力で使いこなし、読売ジャイアンツのエースとして活躍しています。

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菅野 智之選手のフォークの握り方

菅野 智之選手のフォークは、フォーシームを握る時のボールの向きに、人差し指と中指を大きく開いた状態でボールの縫い目に指がかかるようにしてボールを挟み、親指はボールの株を支えるようにしてボールを握ります。

この握りは、別名フォーシーム・フォークと呼ばれ、プロ野球でも珍しい部類に入る握り方で、2020年はこの握りを深くしたり、浅くしてみたりとその日の調子を見ながらアレンジを加えて投げています。

菅野 智之選手のフォークの握り方
写真:Gold Glove Award より
菅野 智之選手のフォークの握り方
菅野 智之選手のフォークの握り方

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菅野 智之選手のフォークの投げ方

菅野 智之選手のフォークは、ストレートを投げるようにして強く腕を振りながら、手首を立てた状態で固定して回転を極力かけないようにしつつ、思い切り腕を振ってボールをリリースします。

菅野 智之選手のフォークの投げ方
写真:999 akitann より
菅野 智之選手のフォークのリリース直前
菅野 智之選手のフォークの投げ方
菅野 智之選手のフォークのフォロースルー

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