井川 慶選手のチェンジアップの投げ方

井川 慶選手のチェンジアップの投げ方

井川 慶選手は、水戸商業高校時代に「高校生左腕三羽ガラス」と呼ばれる活躍を見せ、1997年のドラフト会議で阪神タイガースから2位指名を受けプロ野球に入団。1999年5月の広島東洋カープ戦で一軍プロ初登板を果たしました。

そして、2001年にはオールスターゲームの出場も果たし、2003年の8月には12連勝を記録し、阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。

その後、2007年にメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキースに移籍し、2012年には6年ぶりとなる日本復帰が決まりオリックス・バファローズに入団。

現在引退を明言していませんが、2021年現在毎日放送・GAORAの野球解説者を務め活躍しています。

井川投手のフォーム
写真:フォト蔵 より

今回は、井川 慶選手のチェンジアップの投げ方についてご紹介します。

井川 慶選手のチェンジアップの凄さ

井川 慶選手の全盛期には、ストレートの球速は151km/hを記録し、フォークボールのように落ちるチェンジアップと、スライダーを武器に活躍しました。

また、2007年のニューヨーク・ヤンキース移籍後には、カットボールやツーシームも投げるようになり、ボールの威力自体はメジャーでもトップクラスとの評価を受けていたピッチャーです。

特にこのチェンジアップが光ったのは、2004年10月4日の広島戦でノーヒットノーランを達成した試合です。

その時バッテリーを組んだ野口寿浩捕手は、「3つしか球種がないのにあれだけ勝つ。真っすぐ、スライダー、チェンジアップしかないんですよ」と語り、チェンジアップといえば井川と言われるほど、このチェンジアップで一世を風靡しました。

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井川 慶選手のチェンジアップの握り方

井川 慶選手のチェンジアップの握りは、親指と人差し指でOKを作るサークルチェンジと言われるボールの握り方です。

その親指と人差し指でOKの形を作り、親指だけボールの縫い目にかけるようにして、それ以外の人差し指・中指・薬指・小指は縫い目にかけず、深くボールを握ります。

実際にボールを手のひらの人差し指と中指の付け根のあたりでボールを掴みながら、腕を振るとボールがどこかへ飛んでいく程度の力でボールを深く握るそうです。

井川 慶選手のチェンジアップの握り方
写真:GAORA SPORTS より
井川 慶選手のチェンジアップの握り方
井川 慶選手のチェンジアップの握り方

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井川 慶選手のチェンジアップの投げ方

井川 慶選手のチェンジアップの投げ方は、ストレートを投げるようにして強く腕を振りながら、リリース直前に手のひらをキャッチャー側に向けていき、目の前をスライドさせるようにして投げるそうです。

独特ですが、そうすることで、ボールの回転が殺される感覚で、さらに言うと目の前にあるガラスを雑巾でふき取るようなイメージと井川選手は語っています。

井川 慶選手のチェンジアップの投げ方
井川 慶選手のチェンジアップの投げ方

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