石井 一久の現役時代のスライダーの投げ方

スライダーは、打者の手元でストレートのような軌道で進み、打者がスイングを開始したあとに、投手の利き腕と反対側へ滑るような軌道を描く変化球です。

2019年楽天のGMに任命された石井一久氏の現役時代、やや斜めへと落ちる変化の大きなスライダーを武器に、奪三振数:通算2115個、奪三振率:8.84と、奪三振率が非常に高い投手でした。

今回は、石井 一久の現役時代のスライダーの投げ方についてご紹介します。

石井一久選手のスライダーの凄さ

石井一久のスライダーは、カーブとも呼ばれるほどの独特の大きな変化を見せるスライダーで、全盛期の松井秀喜をのけぞらせたほど大きな軌道を描く球種でスライダーとカーブの中間にあたるスラーブとも言われる球種です。

バッテリーを組んでいた古田敦也氏ですが、この球種の時にはあまりにキレがよく曲がり幅も大きいため左膝を折って構えていたそうです。

これは、左膝を立てた構えではこの軌道に合わせたキャッチングでは、足が邪魔をし、それを防ぐために左膝を折ることで左手を動かしやすくして対応していたそうです。

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石井一久選手のスライダーの握り方

石井一久氏のスライダーの握り方は、基本的なスライダーと同じ握り方になりますが、リリースの時親指でボールを押し込むように回転をかけることでより変化させる為、親指の使い方も重要になります。

写真:石井一久のマウンド目線から言わせてもらっていいですか? より

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石井一久選手のスライダーの投げ方

石井一久氏のスライダーは、カーブのように抜くのではなく、ストレートの腕の振りの軌道で、スライダーの回転をかけることです。

リリースの際、中指の力を入れることはもちろんですが、親指でボールを押し込むように回転をかけることで、より変化しやすくなります。

またイメージとしては、いわゆるスライダーの軌道ではなく、カーブの軌道をイメージして投げるようにしましょう。

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