宮西 尚生選手のスライダーの投げ方

宮西 尚生選手は、関西学院大学から2007年大学・社会人ドラフト3位で北海道日本ハムに入団し、1年目にあたるルーキーイヤーから10年連続50試合登板以上を続けているピッチャーです。

2016年には、プロ野球史上2人目となる200ホールドを達成するなど、ブルペンに欠かせない中継ぎエースとしてチームを支え、2017年WBCに日本代表として出場しました。

今回は、宮西 尚生選手のスライダーの投げ方についてご紹介します。

宮西 尚生選手のスライダーの凄さ

宮西 尚生選手は変則的な投球フォームで、腕の位置は下げ気味で球持ちが長く、深く体を沈み込ませた後にボールをリリースすることで、左打者にとっては球が背中から来る感覚となり、タイミングがとりにくい投手で、宮西 尚生選手は打者の左右関係なくバッターを抑えています。

その宮西 尚生選手が武器にしているスライダーは、バッターに合わせた投げ分けができ、右バッターにはインコースの縦に落とすスライダーを投げ、左バッターにはアウトコースの横に逃げるスライダーを投げ、球界を代表する中継ぎエースとしていずれの厳しい状況の出番でも結果を出しています。

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宮西 尚生選手のスライダーの握り方

宮西 尚生選手のスライダーは、人差し指と中指をくっつけた状態で、中指と親指をボールの縫い目にかけた状態で、薬指はボールを支える程度で浅くボールを握ります。

写真:索拉玩个球 より

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宮西 尚生選手のスライダーの投げ方

宮西 尚生選手のスライダーは、ストレートと同じ腕の振りで手首を立てた状態でリリースをしますが、曲げたい方向によって手首の使い方を変え、スライダーの軌道を投げ分けします。

写真:索拉玩个球 より

横に大きく曲げたい時のスライダーの投げ方

その際、横に大きく曲げたい時は、ボールの縫い目にかけた中指でボールを真横に切るような感覚で、手の甲をキャッチャーに向けるようにして手首を捻りながらリリースをします。

左バッターには、横に大きく曲げる軌道のスライダーをバッターの胸元付近に投げることで、インコースからアウトコースへ大きく逃げていくような軌道を描き、空振りをとっています。

縦に落とす時のスライダーの投げ方

バッターから空振りをとりたい時には縦に落とすスライダーで、リリース時にボールにかけた中指でボールを下に切るようにして、手首を下に振り下ろすイメージでリリースをします。

右バッターへのスライダーの軌道は、ど真ん中付近からボールが落ち始め、最終的にバッターの軸足に落ちる軌道で投げるイメージで、宮西 尚生選手は理想として投げているようです。

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