澤村 拓一選手のスプリットの投げ方

澤村 拓一選手は、中央大学を経て2010年のドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受けプロ入りし、1年目から先発ローテーションを守り、11勝を挙げて新人王を獲得しました。

翌年の2012年も10勝で2年連続2ケタ勝利をあげるなど活躍を続けながらも、2014年にリリーフへ転向し2015年には開幕から抑えとして起用され36セーブを挙げると、2016年も37セーブを挙げ初のセーブ王にも輝きました。

翌年の2017年以降は故障もあり精彩を欠きながらも、2020にはロッテに移籍し移籍発表翌日に登板し3者連続三振の1回無失点に抑え、衝撃デビューを果たし、 10月には米大リーグを目指して海外FA権を行使することを表明しました。

写真:フォト蔵 より

今回は、澤村 拓一選手のスプリットの投げ方についてご紹介します。

澤村 拓一選手のスプリットの凄さ

澤村 拓一選手のスプリットは、大学在籍中に投球の幅を広げるために当時全盛期の斎藤和巳選手のフォークを参考にして習得した球種です。

リリーフ転向後は、最高球速159km/hを記録したストレートと最速152km/hのスプリットで配球を組み立てています。

球速もあるこのスプリットは、打者の手元で急激に変化させる球種で高めのストレートと低めの変化球を主体とした投球術で活躍を続けています。

ベルTV 2nd より

スポンサーリンク

澤村 拓一選手のスプリットの握り方

澤村 拓一選手のスプリットは、ツーシームの握りに近く、ツーシームの握りから人差し指と中指をさらに広げたイメージで、縫い目に添うようにしてそれぞれの指の先端を縫い目にかけます。

人差し指と中指はボールを挟むイメージではなく、力を込めずに置くような意識で、親指はボールを下から支えるように人差し指の真下に置きボールを握ります。

スポンサーリンク

澤村 拓一選手のスプリットの投げ方

澤村 拓一選手のスプリットは、ストレートと同じように腕を振りながらそれ以上に上から叩きつけるような意識で、より強く腕を振っていきます。

手と指はリリース直後にボールが抜けてしまわないよう、ストレートの軌道に載せて、打者の手元で急激に落とすためにリリースの瞬間にベースにバウンドさせるくらいの意識で叩きつけるようなイメージです。

写真:postman624 より

直球や変化球の投げ方カテゴリの最新記事