阿部 慎之助のバッティングフォーム

現役時代の阿部慎之助選手は、スイングスピードが速く、逆方向への長打も多かったことが特徴で、通算19年で406本塁打を記録しました。

また、カウントやランナーなどの状況によって、バッティング時のステップをせずにスイングをしたり、自分自身で状況に合わせて変化させるバッティングスタイルです。

今回は、惜しまれながら2019年に読売ジャイアンツを引退した捕手阿部慎之助選手のバッティングフォームについてご紹介します。

阿部慎之助選手の略歴

中央大学を経てドラフトの逆指名1位で2001年に巨人に入団し、1年目から正捕手として活躍しました。

12年に首位打者、打点王、最高出塁率のタイトルを獲得し、最優秀選手に輝き、正力松太郎賞も受賞し、2007年からベストナインは8年連続で受賞。

捕手としても、ゴールデングラブ賞を4度獲得し、2017年に通算2000本安打を記録し2019年に引退しました。

強打者としても有名で、捕手でありながらクリーンナップを任されており、日本代表としては、五輪とWBCを2回づつ経験しました。

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スタンス

肩幅のやや広め程度にスタンスをとり、右足の軸足にやや体重を残しつつリラックスをした構えから、トップを作っていきます。

写真:Valencia orange より

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バックスイング

トップ位置を保ちながら、右の前足をやや上方に上げつつ徐々に軸足へ体重移動をしてバックスイングをします。

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ステップ

ステップすると同時に、軸足への体重を残しながらトップの位置もしっかりと作り上げスイングを待ちます。

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アプローチ

回転軸ができてボールが来たら、回転でスイングをします。

この時は、下半身から回転し始めますが、上半身が回転するまで前足でしっかり下半身の力を抑えることがポイントです。

回転軸を作ったらボールを呼び込んで一気に回転する力でスイングをします。

インパクト

回転は下半身に引っ張られる形で上半身も回転し、それからバットが出てくるとヘッドスピードも速くなります。

バットを出すときには、グリップから出していくようにし、バットのしなりも利用できます。

フォロースルー

インパクト後、フォローはバットを上げながらそのままの流れで前に重心を持ってきます。

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