送球で一番気を付けたいのが、ボールの回転です。
あまりボールの回転に注意している人は、少ないように思いますが、ボールの回転ほど大事なものはないです。
遠投にしたって、ピッチャーの速球にしても、ボールの回転が悪いと絶対に良くなりません。
送球では、相手の胸に投げる事は当然大切な事ですが、まずはボールの回転に注意して練習をしましょう。
回転を良くする２つのポイントについてご紹介します
投げる前に軌道をイメージする
送球の前に軌道のイメージをするようにします。
そしてその軌道にボールをのせて送球をするように、リリースをします。
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踏み出す足
踏み出す足は、投げる方向に対して真っ直ぐに踏み出します。
右投げなら、左足がちゃんと相手の方を向くようにして投げます。
この踏み出す足が、オープン気味になればボールはシュート回転します。
逆に、クローズ気味ならボールがひっかかってしまいます。
なので、ボールの回転を正しくするには、踏み出す足に注意します。
正しく、真っ直ぐに向くようにしましょう。
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指の力の入れ方
ボールは、人差し指と中指、それと親指をボールの線に掛け、硬式ボールなら、縫い目の部分です。
基本はこの３本の指でボールを持ちます。
で、投げる時は人差し指と中指で、ボールに回転を加えてなげるのですが、人差し指と中指に均等に力が加わらないと回転が悪くなります。
人差し指の力が強いと、シュート回転になり、逆に、中指の力が強いと、カーブの回転になります。
カーブ回転でもシュート回転でもなく、真っ直ぐな回転で投げられるようにします。
これは、キャッチボールの時から、真っ直ぐな回転になるよう意識してやらないと治りません。
正しいボールの握り方
誰だってボールくらいは握れるよ。という方がほとんどだとは思いますが、意外とデキていないことが多い、正しいボールの握り方についてご紹介しています。
握り方についても改めて復習しておきましょう。
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送球のコツ
ではより限定的になりますが、内野手の場合の送球のコツとは何でしょうか？
内野手が打球を捕球した前提で、下記のポイントを踏まえて送球します。
下半身主導の意識でステップする。
捕球した流れのまま、下半身主導でスローイングしましょう。
腰の位置はそのまま低姿勢を保ち、送球に移っていきます。腰の位置を上げてしまったり、上体が力んだ状態で投げてしまうと、コントロールミスをを起こしやすくなります。ステップの流れは以下の通りです。
- 捕球した後、利き足は自分の前側にステップし、利き足の内側を投げたい方向に向ける。
- 利き足と反対の足のつま先・膝・肘を投げる方向に向ける。
- 投げる方の手（利き腕）は耳あたりに持っていく
- そのままスローイング
無理にオーバースローにする必要はない
投げる際、無理にオーバースローにする必要はありません。自然な流れだと肘は肩くらいの位置になるでしょう。
無理にオーバーで投げると、逆にリズムが悪くなり、ミスが起きる可能性が高くなってしまいます。あくまでも自然な肘の高さで投げましょう。
腕は大きく振らない
無理に大きく腕を振らなくて大丈夫です。イメージは、肩のところで小さい円を描くようにコンパクトに投げてください。
大きく振ると、その分コントロールにミスが生じやすくなるのと、スローイングにかかる時間が増えてしまうので、アウトにできる確率が減ってしまいます。
指の第一関節から上を意識
スローイングにおいて、リリースのタイミングでは、指の第一関節から上を意識すると良いでしょう。
これを意識することで、制球が安定するというメリットと、ボールが抜けにくくなるというメリットがあります。
グラブ側の手は胸にしまい込む
グラブ側の手を大きく背中の方に回してしまうと、腕の振りが大きくなり、コントロールにミスが生じやすくなります。グラブ側の手は、投げる方向から胸にしまい込むように使うと、コンパクト、かつ自然に腕が振れ、ミスがなくなります。これもぜひ意識してみてください。
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肩が弱い場合
肩があまり強くなく、なかなか思うようにボールが届かない選手は下半身を大きく使い、スローイングのステップを大きくして送球してみると良いでしょう。