フィールディングが上手くなる6つの練習方法

フィールディングが上手くなる6つの練習方法

フィールディングの本質は、ダイビングキャッチやグラブトスなど派手なプレーにあるのではなく、いかに基本に忠実なプレーができるかどうかにあり、勝負の行方はフィールディングにかかってきます。

今回は、安定した守備を行う為のフィールディングが上手くなる方法を6つご紹介します。

腰を落としてワンバウンドのボールを投げ合う

内股を柔らかくするトレーニングで、とくに内野手に必要で効果的な練習です。

力士がしこを踏むときのように、両足を大きく広げ、お尻を下に10回ぐらい上げたり下げたりします。

いつでもどこでもできる練習ですが、ノックの前や試合前などの準備運動として行なうと丁度良い練習です。

また、腰を落とした姿勢のままで3~4メートルほど離れて、二人で軽くワンバウンドのボールを投げ合うことで、太ももの筋肉が鍛えられると同時にグラブさばきやハンドリングにも効果的な練習にになります。

腰を落としてボールを投げ合う選手2人

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緩い手投げのゴロを捕る

5メートルほど離れて、緩いゴロのボールを投げ合う練習です。

その際、強いゴロを投げる必要はありません。

この練習で大切なのは、必ず体の正面で捕球することで、ボールのスピードが遅いので簡単にできるからと、おろそかにやってはいけません。

緩いゴロは、打球の方向が変化しやすいので、ボールを捕球する直前までしっかり見ることが大切です。

この練習は、正しい捕球の体勢や動きを体に覚え込ませるのが目的なので、自分の捕球動作をしっかりとチェックしながら行います。

バウンドしたボールをどこでキャッチすれば、その後のプレーに移りやすいかなどを確かめながらこの練習を行います。

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壁あて

壁に向かってボールを投げ、捕球する練習です。

壁さえあれば、一人でフィールディングに必要な動作を全て行なえる万能な練習方法で、とくにスナップスローの練習ができるので、モーションの大きな野手には効果的です。

二人の場合は、一人が壁から3~4メートル離れた位置で構え、もう一人が後ろからボールを投げます。

投げ手はバウンドやスピードに変化をつけるようにし、どこにどんなボールが飛んでくるかわからないので、瞬発力を鍛えることができます。

壁あてを行う選手

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短い距離でのキャッチボール

短い距離でキャッチボールをします。

できるだけすばやい動きでキャッチングからスローイングまでの一連の動きを体で覚えることが目的の練習です。

近距離でクイックスロー

小さなモーションからすばやく送球するためには、ボールを捕球した瞬間に送球するための体勢を作っていることが大切で、送球をあわてて暴投したり、キャッチングをおろそかにして落球するなど、二人の呼吸が合っていないと、スムーズに行えません。

とくに内野手は実際の試合のなかでノーステップスローを使う場面が多いので、この方法で繰り返し練習しましょう。

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アメリカンノック

とくに外野手に有効なノック練習です。

何人かで組になり、外野のレフトからライトの方向へ全力で走りながら、センターのあたりまできたら声を出して外野フライを打ってもらい、キャッチします。

キャッチしたら本塁へ送球したあとライトまで移動し、再びライトからレフト方向に向かって全力で走りながらノックを打ってもらい、ボールを捕球します。

全力で走りながらキャッチングしなければならないので、どこにどんな打球が打たれたかを瞬時に判断し、すばやく落下地点まで移動することが求められ、球際の強さを鍛えることができる練習だ。

アメリカンノックを受ける外野手

ノック

実際に各自のポジションに入ってノックを受け、送球までをしっかり行なうスタンダードな練習方法です。

ノックを受ける内野手

最初はゆるいゴロのノックをたくさん受けて、守備に必要な一連の動きを覚え、慣れてきたら徐々に左右に散らしたボールや、強い打球を打ってもらうようにします。

また、ランナーを置いて、カバーリングの方法をおぼえるなど、状況を工夫して、より実践的に行なうとより効果的です。

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