榎田 大樹選手のカットボールの投げ方

榎田大樹選手は、2010年に社会人野球の東京ガスからドラフト会議の1位指名で阪神タイガースに入団し、現在は西武ライオンズに在籍しているピッチャーです。

最速150km/hのストレートと二種類のスライダー、二種類のスクリュー、そしてフォークとカーブを投げ、防御率3.32を記録した2018年にはカットボールを有効に使ったピッチングで先発の軸として活躍しました。

今回は、この榎田大樹選手のカットボールについてご紹介します。

榎田 大樹選手のカットボールの凄さ

榎田大樹選手は、それまでシーズンの大半は二軍での生活が長く、一軍での登板数はシーズン途中までわずか3試合程度でしたが、丸佳浩選手や、菊池涼介選手を要する広島カープのバッターを抑える為に、2017年に阪神タイガースでの二軍でこのカットボールを習得したそうです。


(パーソル パ・リーグTV 公式)PacificLeague TV より

迎えた2018年、シーズン開幕2週間前に移籍した西武ライオンズで、このカットボールを駆使したピッチングで被打率わずか.155を記録し、11勝をあげました。

榎田大樹選手のカットボールは、ストレートと球速差がなく、バッターの寸前で曲がる為、バッターも直前まで球種の区別がつかず空振りが取れる球種です。

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榎田 大樹選手のカットボールの握り

ストレートの握りと変わりませんが、ボールの縫い目が逆向きで握り、ストレートの握りよりやや中指をかけます。

写真:べーすぼーる研究室 より

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榎田 大樹選手のカットボールの投げ方

ストレートと腕の振りは同じ軌道で投げますが、指先から吹き上がるイメージで、やや抜けたスライダーのような軌道のイメージを持ちながらボールをリリースします。

このやや抜けたスライダーの感覚は、やや高めにボールが行くイメージが榎田 大樹選手のカットボールのリリースです。

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