プロ野球や高校野球はもちろん、草野球でも体が大きくはないのにスタンドにボールを運ぶ能力のある選手がいます。
ホームランを打つ為には、一定程度の筋力とスイングスピードがあることは大前提ですが、それ以上に大事なのはホームランを打つ為のポイントを知っていることが挙げられます。
今回は、ホームランを打つ為の条件と打ち方についてご紹介します。
飛距離の出るポイント
福岡ソフトバンクホークスの今宮健太選手は、元々の内角球を肘を畳んで打つ技術とリストの強さに加えて、自分の飛距離が出るポイントを掴んだことで、2017年からは状況に応じたバッティングでキャリアハイの打率.264、14本塁打、64打点を記録しました。
この飛距離が出るポイントは、コースや高さを含め自分にあった飛距離の出るポイントがあるので、それを知ることが重要になります。
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飛距離の出るポイントを掴む練習方法
ホームランを打つコツは、頭で意識していなくても「天性のもの」として体で覚えている選手もいますが、ポイントが分からないという選手でも、飛距離が出るポイントは、練習で見つけることができます。
一例で言えばロングティーが効果的で、この練習は良いポイントでボールをとらえないと、ボールは飛んでくれなません。
この練習を行うことで、ポイントを前にするのか、後ろにするのか、その中間なのかを見極めながらロングティーを行うことで自分の飛ぶポイントが感覚的に分かってきます。
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スイングスピードの速さとバット
スイングスピードも速いに越したことがなく、スイングスピードが速ければ速いほど、飛距離は伸びていきます。
その為、重量や長さを考慮した自分に合ったバットというのは重要で、草野球では金属だけでなく、カーボン製のバットなら芯を外しても充分にホームランを狙える確率があります。
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吉田正尚選手のホームランの打ち方
現在のプロ野球で、小柄な体格ながらもホームランを放つ吉田正尚選手のスイングは、状況に応じて「投球ラインに沿ってバットを入れる」「上から叩く」「下からバットを入れる」の3つのスタイルを使い分けています。
1つ目はピッチャーの投球ラインに沿ってバットを入れていく後ろの大きいイメージのスイングで、吉田正尚選手の基本としているスイングです。
2つ目はトップからインパクトまでの距離を最短でとることを意識した、上から叩く大根切りのイメージのスイングで、前でさばく必要のある高めのボールを処理する確率を上げたいときに使うスイングです。
3つめは投球ラインよりも少し下からバットを入れていくスイング。ミートの確率が多少下がることを承知で、ホームランを打つ確率を上げたい時などに使い、カウントや試合状況、狙い球、相手投手のボールの特性などを踏まえた上で3パターンのスイングを使い分けています。
吉田正尚選手のように体格ではなく、打つポイントや自分にあった打ち方をすることでホームランを打つことは十分可能なので、練習でそれらを見つけて長打力を身に付けましょう。