里崎 智也のキャッチングとスローイングのコツ

里崎 智也は、鳴門工業高校から帝京大学を経て、1998年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから2位指名を受け、千葉ロッテマリーンズに入団し、2005年、2010年には日本一を経験しました。

また、2006年のWBCでは正捕手として日本を世界一に導き、強肩強打のキャッチャーとして同大会のベストナインにも選ばれました。

そして、2014年に現役引退し、現在はYouTuberとしても活躍しています。

今回は、里崎 智也のキャッチングとスローイングと、それらのコツについてご紹介します。

里崎 智也のキャッチャーとしての凄さ

パスボールの少なさと驚異的な盗塁阻止率もさることながら、千葉ロッテマリーンズの正捕手に定着した2005年から2010年にかけ、6年連続二桁本塁打を記録し、2012年には通算100号本塁打を達成し、強打のキャッチャーとしても有名です。

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里崎 智也のキャッチング

里崎智也は、キャッチングの名手で捕逸が非常に少なく、1003試合出場で、パスボールは19個で、平均して52.7試合に1個の割合です。

名捕手・古田敦也でも1959試合で104個(18.8試合に1個)の為、このキャッチングの上手さは里崎智也の特徴です。

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里崎 智也のスローイング


スローイングに重要な肩は遠投120mと強く、谷繁元信の下半身の動きを手本にし、2005年には4割、2009年には3割8分2厘と、2度にわたって盗塁阻止率リーグトップを記録しました。

送球は、シュート回転の傾向があるもののその特性を理解した上での送球で、ストライク送球を行っています。

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里崎 智也のキャッチングのコツ

里崎 智也は、1000試合以上出場したキャッチャーの中で、日本プロ野球最少となる通算捕逸19個という記録を持ち、キャッチングの上手さには非常に定評のある選手でした。

そのキャッチングのコツについてご紹介します。

人差し指は12時の方向でミットを構える

ボールが目の前に、360度どの角度から来てもキチンと捕球ができるように人差し指が12時の方向に向いた形でミットを構えることが重要です。

写真:タイムリー編集部 より

この向きでミットを構えることによって、左前や右前に180度ずつミットを回転させることが容易になる為、ワンバウンドのボールもブロッキングがしっかりできるようになり、360度どこに来ても最短距離で効率よくキャッチングができるようになります。

また、右バッターの場合、アウトコースに構えボールが逆球のインコースに来た場合にパスボールを減らすことができます。

人差し指が横の2時の方向に向いていた場合、ミットをインコースへ引いてきた際に、ミットの面がピッチャーから見て外に向いてしまうことで、土手に当たりやすくなり結果パスボールが増えます。

人差し指が12時の方向であれば、逆球がきた場合そのまま横にスライドさせることで、ミットの面は外を向くことがなく捕球も容易になります。

自分に最適な捕球位置を見つける

キャッチングは、ピッチャーに対して前過ぎず、後ろ過ぎない位置で、力が入りやすく自分が一番捕りやすい位置で捕球することが重要です。

ですが、この一番捕りやすい位置は体型や癖など十人十色で異なってくる為、自分にあった最適な位置を知ることが重要です。

この自分に最適な位置を知る方法は、リラックスして体の前でミットを叩いてみたときの位置が自分の最適な捕球位置です。

このように、体の前でグラブを一番強く叩ける場所が、自分にとって一番力強さが発揮できる最適な捕球位置になり、そこにミットを構えることで360度の最適なミットの動かし方が可能になります。

また、フライやゴロの場合の最適な位置についても同様で、その姿勢を作りながら体の前でミットを叩いてみたときの位置が、一番最適な捕球ができるポイントになります。

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里崎 智也のスローイングのコツ

スローイングは、捕球してから送球するまでの動作が非常に素早いため盗塁阻止率が高く、2005年と2009年にはリーグトップの盗塁阻止率を記録しました。

構えから送球するまでのコツについてご紹介します。

右足をピッチャーに対して直角にして構える

左足は半足程度前に出し、地面と太ももが地面に並行しているように構えます。

そして、右足をピッチャーに対して直角になるよう置くことでノーステップでのスローイングでも予備動作の時間を作ることなく、しっかりとした形でのスローイングが可能になります。

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