ピッチャーの怪我を防止する方法

連投は肩を酷使する行為なので、本来なら無理のない球数と登板間隔で投げられるように避けるべき事です。

草野球ではなかなかピッチャーの頭数が揃わない中で、どうしても勝ちたい試合では、連投であってもエースが登板せざるを得ない場合が多くあります。

その際にピッチャーが徹底するべき事は、決して無理をしないことです。

ケガを負ってプレー不能になってしまっては元も子もないので、肩やヒジに少しでも違和感があったら休むようにしましょう。

責任感で無理に投げれていまうと、壊れてしまう危険性があり、また、ウォーミングアップとクーリングダウンで登板前後のケアをすることも大切です。いつもりより念人りに行い、アイシングやマッサージも欠かさず施しましょう。

今回は、ピッチャーが知っておくべき怪我を防止する方法についてご紹介します。

正しいフォームを身に付ける

ピッチャーは強い力で腕を振り、ボールを投げると肩やヒジには毎球毎に負荷がかかり、投球後のケアを怠ったり、無理なフォームで投げることによってケガをしてしまうことがあります。

これは、ピッチャーの肩とヒジが消耗品とも言われている由縁です。

ピッチャーは、体に負担の少ない無理のないフォームをマスターし、ケガをしないピッチャー になることがエースの第一条件で、さらに正しいフォームをマスターすれば、どんな状況でもフォームを乱すことなく、ボールをコントロールでき安定感のあるピッチャーになることができます。

このように、自分の体にあった理想の腕の振り方や、フォームを究めていくことも、怪我の防止とエースへの成長過程では欠かさせないものです。

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肩の怪我を防止・ケアをする

肩はピッチャーがケガをしやすい部位です。

いわゆる「野球肩」といわれる関節に痛みを伴う外傷が多く、その原因はオーバーユース(使いすぎ)が大半を占めます。

軽症であればーケ月程度、投球せずにいれば痛みはなくなりボールを投げられるようになりますが、徐々に摩耗していくことから自覚症状が薄く、そのために重症に発展する場合があるので注意しましょう。

症状が重くなると完治まで三ヶ月以上を要するので、軽症のうちに整形外科や接骨院を受診するべきでしょう。

引用:ストレッチポール公式コアコンチャンネル より

予防法としては、正しいフォームをしっかり身につけ肩への負担を最小限に抑えることがベストです。

また、肩周辺のインナーマッスルを鍛えることも有効で、筋肉が関節をサポートしてくれます。

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肘の怪我を防止・ケアをする

肩と同様にケガをしやすいのが肘です。

無防備な関節部分は投球フォームの負担にさらされやすく、フォームが悪いと故障してしまい、特に手首を曲げすぎている投球フォームで起きやすい傾向があります。

このケガがいわゆる「野球肘」で、肘の内側が痛んだり、曲げ伸ばしが完全にできなくなったら要注意です。

肘の関節、または内側にある靭帯が損傷している危険があります。

投球しようと思えばできるほどの症状で、バッティングに関しては問題なく行えますが、無理してプレーし続けると症状が重くなり、酷くなると選手生命に関わってきます。

引用:ストレッチポール公式コアコンチャンネル より

その際は、整形外科や接骨院を受診する方法が最良の治療法で、テーピングでの補強やストレッチが治療の助けになります。

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ふくらはぎ、脇腹の怪我を防止・ケアをする

ピッチングフォームの体を回旋する動作を繰り返し行うと、腹斜筋など脇腹周りの筋肉が炎症を起こし痛んでくる場合があります。

入念なストレッチで予防しましょう。

さらに、体幹とインナーマッスルを鍛えるのがベストで、動きがスムーズになり、筋肉にかかる負荷が減少します。

またピッチャーは、こむら返りにも注意しなければいけません。

これはふくらはぎにある勝腹筋という筋肉が痛みとともに痙攣を起こす、いわゆる「つる」状態です。

疲労や脱水症状、急激な体温上昇が原因である為、体力消耗の激しいポジションであるピッチャーはつりやすくなります。

防ぐためには、適度な水分補給が有効で、チームの攻撃時には、水を飲むように意識しましょう。

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マメと爪のケア

投球において指先は、ボールの握りやリリースなど重要な役割を担うので、しっかりとケアに取り組みましょう。

第一に気にかけるべきなのがマメです。

マメは、皮膚のこすれによってできる水ぶくれのことで、痛みがあるため投球しづらくなります。

治療は針などで水を抜くと、治りが早くなり、風呂あがりにハンドクリームを塗る習慣をつけると予防もできます。

次に、爪の手人れも行いましょう。

爪が長すぎると割れる危険があり、短すぎると力が入れづらくなるので、指先よりやや短い長さで揃えるのがべターです。

細かな調整が必要になるため、爪やすりを使って手入れをし、これにより爪が割れる危険を減らす効果もあります。

爪を削る際は、往復させず常に同方向にやすることがポイントになります。

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