桐光学園高校時代にカウントを稼ぐために変化球が必要と考え、独学でスライダーを研究し、独特な縦に割れるスライダーを習得したそうです。
プロ入り後はこのスライダーの割合を1割程度に減らし、チェンジアップとストレート主体の投球に切り替えていましたが、近年はスライダーを取り入れて投球を組み立てています。
今回は、松井裕樹選手の高速スライダーの握り方や投げ方についてご紹介します。
松井選手の高速スライダーの凄さ
松井選手のスライダーは、「消えるスライダー」と称されたスライダーで、高校時代も他を圧倒しており、2年生のエースとして迎えた2012年夏の甲子園1回戦の対今治西高校戦では、大会史上最多の10者連続奪三振と、1試合22奪三振を記録しました。
プロ入り後もあまりの曲がりの大きさに、時楽天のキャッチャー嶋選手がスライダーが来るとわかっていてもとれないこともあるほどの変化球です。
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松井選手の高速スライダーの握り方
松井選手のスライダーの握り方で、一番の特徴はボールをかなり深めに握り、ボールの持ち方は人さし指と中指を縫い目に掛け、親指にもそこそこ力は入れます。
そしてもう一つの特徴はボールを深く握ることです。
これにより強いスピンが与えられ、打者の手元で縦に割れる早いスライダーを投げることが可能です。
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松井選手の高速スライダーの投げ方
フィニッシュの際にボールを切ったり、押し込んだり、ねじ込んだりという感覚ではなく、指をキャッチャーに向けてひねらず、抜くように投げますが、フィニッシュの際、中指で回転をかけるイメージで投げます。
そして、いかにボールが抜けることを怖がらずにストレートと同じように腕を振ることもこのスライダーの投げ方のポイントです。