攝津選手の投球スタイルは、テイクバックの小さいタイミングの取りにくい投球フォームから150km/hのストレートと代名詞のシンカー、縦に大きく割れる100km/h台のカーブとスライダーを中心に厳しいコースを突く、特徴的なピッチングでした。
この縦に割れるカーブは、 摂津投手の代名詞であるシンカーが頭にある為、バッターはこの緩い100km/hのカーブに大きくタイミングを外されていました。
今回はこの摂津選手のカーブの投げ方についてご紹介します。
攝津選手のカーブの凄さ
低めのストライクゾーンからボールゾーンに落とすシンカーは、ストレートかと思うほどの速い変化で、このシンカーを高めにも使っていましたが、この球をさらに活かしたのが、球速差のある100km/hのこのカーブでした。
この組み合わせで、2009年の新人王を皮切りに、最優秀中継ぎ投手を2回。
そして、先発に転向した2011年から5年連続2ケタ勝利をし、2012年には17勝5敗、防御率1.91の圧倒的な成績で、最多勝と沢村賞を獲得しました。
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攝津選手のカーブの握り方
中指と親指をボールの縫い目に沿うように握り、その指が対角線上に来るようにボールを握ります。
人差し指は中指にそえるだけで、全体的に深くは握りません。
縫い目が上下に来るように持ち、上の縫い目に中指をかけ、したの縫い目に親指を引っ掛ける為、工藤公康選手のカーブの握り方と同じ握り方です。
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攝津選手のカーブ の投げ方
肘から先に出し、腕をしならせながら前まで持っていき、手首を体の内側方向に曲げた状態で、手の甲をキャッチャー方向に向けてリリースします。
攝津選手のカーブは、抜くように投げるイメージではなく、回転をボールに加えるイメージでリリースします。