ニューヨーク・ヤンキースのエースとして活躍する田中将大選手の代名詞の球種で、ヤンキース移籍後の1年目から決め球としてスプリットを多用し、多くの三振を奪いました。
現在のメジャーリーグではスプリットを投げる投手が非常に少なく、打者が見慣れていないことも優位に働き、このスプリットを武器に、さらなる活躍が期待されています。
今回は、田中 将大選手のスプリットの握りや、投げ方についてご紹介します。
田中 将大選手のスプリットの凄さ
きっかけは2010年6月14日週刊ベースボールの変化球特集で、ファルケンボーグ選手の握りを見て、ブルペンで手応えがありそのまま次の試合から早速使い始めたそうです。
このスプリットは、真ん中低めにしか投げられないピッチャーが多いですが、田中選手は内外角に投げ分けられるためストレートとの区別がつきづらく、打者によって落差の「角度」を微妙に変える、変幻自在のスプリットです。
田中選手は空振りを奪う、ゴロを打たせるの両方の目的でも使うため、決め球としてだけではなく、カウントの早い段階でも投じられることが多くなっています。
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田中 将大選手のスプリットの握り方
縫い目があるところで、人差し指を縫い目にかけ中指は縫い目の外側に置き、親指は下の縫い目にのせます。
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田中 将大選手のスプリットの投げ方
ボールをベースの奥を目標にして、ストレートと同じ腕の振りで叩きつけるようなイメージで腕を振り下ろします。
手首は固定したままでスナップは使わずに、人差し指と中指でボールの外側を押し出すようにして投げます。