MLBに所属するスティーブン・ライト選手は、現代のメジャーリーグベースボールでは珍しいナックルを投げるピッチャーです。
2006年のMLBドラフト2巡目でクリーブランド・インディアンズからで指名され、プロ入りしました。
当時、140km/h以上の速球を投げることができましたが、2011年のスプリングトレーニングで、ナックルボーラーでチームOBでもあるトム・キャンディオッティから直接指導を受け、ナックルボーラーに転向しました。
今回は、スティーブン・ライト選手のナックルの投げ方についてご紹介します。
スティーブン・ライト選手のナックルの凄さ
スティーブン・ライト選手は、このナックルボールを駆使した2016年には13勝をあげオールスターに選出されるなどブレイクしました。
近年は故障やDVに薬物違反と問題続きですが、現役では唯一のナックルボーラーで、キャッチャーでさえもこの不規則な軌道のナックルは捕るのこと自体が難しい球種です。
また、縫い目がはっきりわかるほどの無回転ボールで、変化がとても大きい為、バッターから三振が取れる球種です。
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スティーブン・ライト選手のナックルの握り方
親指と薬指を縫い目にかけ、人差し指と中指は縫い目ではない箇所に爪をたてるようにしてボールを握ります。
上記の握り方が基本の握りになりますが、その日の調子によって指をたてる位置を微妙に変えて投げますが、その際も縫い目に対しては指をたてずにボールを握ります。
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スティーブン・ライト選手のナックルの投げ方
腕の振りは力まない状態でそのまま腕を上げ、上から投げ下ろすようにリリースをしていきます。
その際、肘から先に腕を出していきながら、手首は立てた状態でボールを押し出すようにしてボールを投げます。