マリアノ・リベラ選手は、カットボールとフォーシームの2つの球種で史上最多の652セーブを記録し5度の世界一に貢献した選手です。
引退後に殿堂入りを果たしましたが、MLB公式サイトのダレン・ウィルマン記者は史上最高のクローザーが2008〜2013年までに記録した奪三振の“制球分布図”を公開し、真ん中付近への球がほぼなく、きれいに内外角へ散らばるコントロールも称賛された選手です。
今回は、マリアノ・リベラ選手のカットボールの投げ方についてご紹介します。
マリアノ・リベラ選手のカットボールの凄さ
マリアノ・リベラ選手は、投球の8割以上がカットボールで現役中はほぼこの球種しか投げておらず、この球種だけで97年から2011年までの14年間で全て30セーブ以上と驚異的な記録を叩き出しました。
ESPNの「Sport Science」によると、バッターの手前で20cm動くと言っています。
また、リベラ選手の肘の角度の誤差が±2°以内であることもバッターにとってはストレートとの区別ができないといわれています。
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マリアノ・リベラ選手のカットボールの握り方
マリアノ・リベラ選手のカットボールは、フォーシームの握りのように人差し指と中指の隙間は開けずに縫い目にかけ、その握りの位置を少しだけ内側にずらして握り、親指と薬指はは縫い目にはかけません。
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マリアノ・リベラ選手のカットボールの投げ方
腕の振りはストレートと同じようにしてリリースしていきますが、リリースの瞬間に中指に力を込めて内側にひねりが加わるようにして投げます。
その際、人差し指は添えるだけの意識です。
その際、手首を曲げたい方向へ捻るのではなく、まっすぐ腕を振り下ろすことが重要です。