川崎憲次郎は、1988年のドラフト会議でヤクルトスワローズより1位指名を受け入団し、1年目から4勝を挙げ、1993年にはリーグ優勝と日本シリーズMVPにも輝き、15年ぶり2回目の日本一にも貢献しました。
その後、1998年には最多勝、沢村賞を獲得し、2001年にFAで中日に移籍も右肩の故障の影響で、結果を残せず2004年に現役引退し通算成績、88勝81敗2セーブ、防御率3.69の記録を残したピッチャーです。
今回は、川崎 憲次郎の現役時代のシュートの投げ方についてご紹介します。
川崎 憲次郎のシュートの凄さ
川崎 憲次郎が1997年に習得したシュートは、大きな軌道を描く場合にはバッターに見逃されてしまう為、微妙に変化させバッターの芯を外すことを目的として使っていた球種です。
川崎憲次郎の代名詞とも言える球種で、習得した年の1997年には見事17勝をあげ沢村賞を受賞する大活躍を見せました。
シュートに関する思いは強く「シュートだと1球で打ち取れるから、極端に言うと1試合27球で終わらせることができる」と、その強い思い入れを語っています。
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川崎 憲次郎のシュートの握り方
川崎憲次郎のシュートは、シュート回転をかけやすいツーシームの握りのように、ボールの縫い目の最も近づいている位置で、人差し指と中指を縫い目に沿わせ、親指は縫い目にかけずボールの下部を支えるようにしてボールを握ります。
現役時代には、このシュートを投げる為に、キャッチボールでこの握りで投げ、ツーシームの握りに慣れていくことでシュートを習得したそうです。
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川崎 憲次郎のシュートの投げ方
川崎憲次郎のシュートの投げ方は、ストレートに近いイメージで、左ピッチャーが右バッターへのインコースへ投げるクロスファイヤーのイメージでリリースをします。
腕の振りはストレートと同じ振りで、肘を捻らず左肩が開かないようにしながら腕を振っていき、ボールにかけた中差し指に、少し程度力をかけてリリースします。
川崎憲次郎のシュートは、感覚的に10cm程右バッターの内角にくいこませるような軌道で投げるイメージです。