今中 慎二の現役時代のスローカーブの投げ方

今中 慎二の現役時代のスローカーブの投げ方

今中 慎二は、高校時代に甲子園への出場はありませんが、1988年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けプロ野球入りをし、140km/h台のストレートと、90km/h台の縦に大きく落ちるカーブのコンビネーションで打者を翻弄し、最多勝利や沢村栄治賞を獲得するなど、1990年代のプロ野球を代表するサウスポーの投手です。

特に17勝して最多勝となった1993年には、249回を投げて247奪三振を奪いイニング数も最多、奪三振も最多という圧倒的な成績で最多勝を記録しています。

今中慎二のカーブの握り
写真:野球超人伝 in youtube より

今回は、今中 慎二の現役時代のスローカーブの投げ方についてご紹介します。

今中 慎二のスローカーブの凄さ

今中 慎二のスローカーブは、1992年に左手首を骨折した際のリハビリの一環のキャッチボールで投げ始め、カーブを投げた方が痛くないことから投げ始め習得した球種です。

バッターからは、すっぽ抜けかと見間違えるほど上がり、その高い軌道から落ちてくるように見える上、ミットに入る前に空回りして止まりそうになるように感じられ、バッターはタイミングを外されて腰砕けになる事が多く、球速が遅い上に反発力がないため打たれても飛ばない球種として、魔球とも言える変化球です。

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今中 慎二のスローカーブの握り方

今中 慎二のスローカーブは、人差し指と中指をボールの中心から外側にずらして縫い目にかけた状態で、親指はボールの下を支えるようにして非常にゆるくボールを握ります。

この緩い握りの具合は、ボールを握った状態で叩かれた場合に落ちてしまうぐらいの感覚が今中選手のボールの握りの力加減です。

今中 慎二のスローカーブの握り方
今中 慎二のスローカーブの握り方

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今中 慎二のスローカーブの投げ方

今中 慎二のスローカーブは、ストレートの時よりも意識して腕を振り、手首をひねらずに、人差し指と親指の間からすっぽ抜けるような感じで顔の前でリリースして、ベース上に真上から落とすようなイメージで投げます。

今中 慎二のスローカーブの投げ方
今中 慎二のスローカーブの投げ方

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