外野手の特徴と外野手用グローブ

外野手の特徴と外野手用グローブ

野球の守備は、それぞれのポジションが重要な役割を担っています。

ポジションごとの特徴や役割の違いを理解して、草野球を楽しみましょう。

外野手は外野を駆け回るポジションのため、運動量が多い点が特徴ですが、この記事では外野手のそれぞれの特徴と、外野手用のグローブについてご紹介します。

外野手の特徴

外野手は守備範囲の広さや、肩の強さが要求されることが多く、外野手は攻走守3拍子揃った選手が理想とされています。

外野手は、内野手に比べて飛んでくる打球の数が少ない為、目立たないポジションのイメージがありますが、レーザービームや、ホームランキャッチなどのファインプレーのインパクトは強烈です。

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それぞれの外野手に求められる役割や能力

外野手は左翼手、中堅手、右翼手でそれぞれ担う役割やプレイ中の動きが異なります。

ここではこの外野手の3つの役割や求められる能力についてご紹介します。

左翼手(レフト)

左翼手に求められる能力は、強い打球を堅実に処理する能力です。

草野球でも多い右打者が引っ張って外野まで飛ばす打球は、強烈な打球であることが多く、強い打球に物怖じせずに処理できる能力が優先されます。

他にも三塁手のカバーなどの役割もありますが、中堅手や右翼手と比べると、プレイに関与する頻度は少ないので打撃が秀でている選手が起用されることが多いポジションです。

中堅手(センター)

中堅手は、左翼手と右翼手の中間地点を守るだけあって、外野手の中で最も広い守備範囲を要求されるポジションです。

さらに、左翼手と右翼手が打球を処理する際や、捕手の二塁送球の際のカバーリングなど数多くの役割が求められます。

広い守備範囲を守るための足の速さ、厳しい体勢から送球するための肩の強さなど、中堅手には高い守備能力が必要です。

右翼手(ライト)

右翼手は、外野手の中で最も三塁までの距離が遠いポジションで、当然右方向への長打などの右翼手が関与するプレイでは、走者が三塁への進塁を狙ってくる場合が多くなります。

右翼手は、その走者の三塁進塁を阻止するという難易度の高い捕殺を記録するために、肩の強さが要求されます。

また、内野手が一塁手に送球する際に、一塁手のカバーリングなどの役割も求められるなど、比較的運動量も多いポジションとなっています。

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外野手用グローブの特徴

外野手用のグローブは、内野手用のグローブと比べて縦に長くファーストミットのような形状で、全体的にも大きいことが特徴です。

外野手のグローブと硬式球

これは大きければ大きいほど、同じ位置に手を伸ばした際に捕球をできる距離が長くなり、それだけ捕球できる確率が高くなる為です。

もちろんこのような利点を活かして、フェンス際やジャンプしての捕球をすることもあるでしょうが、このグローブの長さの利点を活かすプレーの多くは、低いゴロに助走を殺すことなく捕球し、遠くに早い送球が出来るかどうかです。

また、投手用や内野手用のグローブよりも大きい分、外野手用グローブは重い点も特徴です。

外野手は多く走ります。
走っている時にもしっかりとグローブを握れることがポイントで、グローブのベルト部分を一つ狭めてフィット感を向上させるなどの工夫も必要になってきたりもします。

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外野手用グローブの使い方・捕り方

外野手用のグローブは、ピンセットで挟むような掴み方で、親指と小指でボールをキャッチする捕り方が、外野手用グローブの型として一般的です。

この外野手用のグローブは、小指の指袋に小指1本を入れるタイプと、小指と薬指を2本入れることができる”小指2本入れ”の型があります。

見分け方は、ハミダシが1本か2本なのかで決まります。

小指2本入れ”の型は、小指と薬指が小指部に2本入ることで、1本ずつ小指のほうへ指がずれます。
小指に力が加わることや、ポケットが深く作れます。また、自然と打球にまっすぐグラブを構えやすくなり握力がない人にもおすすめです。

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硬式用と軟式用のグローブの違い

外野手用のグローブだけでなく、硬式用と軟式用のグローブの違いは大きく分けて以下の2つが主な違いです。

革の質

硬式用のグローブは硬くて重いのに対し、軟式用のグローブはそれに比較して柔らかく、軽いのが特徴です。これは使用する硬式と軟式のボールにそれぞれ対応するためです。

草野球でのグローブは軟式用を使用する人が多数派を占めますが、革が硬いことの利点を活かし長く使用する目的を持つプレイヤーは、硬式用のグローブを使う人もいます。

大きさ

硬式用のグローブは大きいのに対し、軟式用のグローブは硬式用と同じモデルでも多少小さいものが多くなります。

グローブは捕球した際の衝撃を吸収するために作られているため、硬式用のグローブの場合は、硬くて重いとそれだけ強い打球がきても痛みを軽減することができます。

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