吉田えり選手は、2009年に関西独立リーグのドラフト会議で神戸9クルーズより指名を受け、プロ野球選手となりました。
その後、2012年に関西独立リーグの兵庫ブルーサンダーズで同リーグ初の女性勝利投手となり、2017年11月に女子硬式野球チームエイジェックの選手兼チームディレクターに就任しました。
2018年4月から現在は、同チームの選手兼監督として現役の野球選手です。
今回は、ナックル姫という愛称でメディアでも大きく取り上げられた、吉田えり選手の代名詞でもあるナックルボールの投げ方についてご紹介します。
吉田えり選手のナックルの凄さ
吉田えり選手のナックルは、80km/hと球速が遅い上に変化も小さいので、空振りをとる目的よりは打たせて取るために投げる変化球です。
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吉田えり選手のナックルの握り
吉田えり選手のナックルの握り方は、まず人差し指と中指を爪を立てるようにしてボールの縫い目にかけます。
人差し指と中指を縫い目にかけたら、そのままの状態で親指と薬指でボールを挟み込むようにしてボールを握ります。
その際ボールを掌で深く握り、親指はしっかりとボールに押し当てるようにして、指の位置を固定します。
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吉田えり選手のナックルの投げ方
投げる際、腕を適度に振りながら、ボールを押し出すようにして人差し指と中指を弾くようにしてリリースします。
その際、ナックルは無回転でのボールを生み出す必要があり、すっぽ抜ければただの打ち頃のボールになるか、あさっての方向に飛んでいってしまいます。
ナックルは非常に繊細な球種で、指と握りの僅かなズレでも回転がかかってしまい、無回転で揺れるようにして落ちる軌道が描けなくなります。
回転がかかってしまう場合は、リリースの際に力みがあるか、ボールを押し出す位置がずれてしまっている可能性があるので、リラックスした状態で握りとリリースのポイントを意識しながら投げましょう。
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吉田えり選手のナックルの練習方法
吉田えり選手のナックルは、まずこの握りと投げ方に慣れる為ブルペンで投げる練習以外の方法があります。
ここでは、吉田えり選手の2つのナックルの練習方法についてご紹介します。
上に投げる
ナックルの握りのまま、投げる瞬間に人差し指と中指でボールを弾き、上に投げる練習方法です。
この練習でリリースのタイミングを掴んでいき、慣れてきたら徐々に高さをあげていきます。
下投げでキャッチボールをする
この人差し指と中指でボールを弾く感覚が掴めてきたら、腕の振りと連動して指を弾く感覚をより掴めるよう、下投げでキャッチボールをしましょう。