石川歩選手は、滑川高から中部大学と社会人の東京ガスを経て、2013年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから1位指名を受け入団しました。
1年目から10勝を挙げ新人王を獲得し、2016年には3年連続2ケタ勝利となる14勝をマークし、防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
2017年はWBC日本代表のメンバーに選出されながらも、不調に陥り二軍落ちも経験しながらも、2018年以降本来のピッチングを取り戻し活躍しています。
今回は、石川 歩選手のシンカーの投げ方についてご紹介します。
石川 歩選手のシンカーの凄さ
石川 歩選手は、常時セットポジションから最速154km/hのストレートと、縦に大きく割れるスローカーブ、左打者の外に逃げていくシンカーなどを軸に投球を組み立て、中でも制球とフォームの安定感には定評があるピッチャーです。
高校時代に遊び感覚で投げてたシンカーは、大学時代に先発として投げる球種として正式にこのシンカーを加えたそうです。
今や、このシンカー は決め球にもカウントをとる球として、投球の軸にしている球種で、左打者には内角へ投げ込むことで空振りを奪う球種として活用しています。
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石川 歩選手のシンカーの握り方
石川 歩選手のシンカーは、中指と薬指でボールを挟むようなイメージでボールを全ての指で包み込むようにしてボールを握ります。
その際、全ての指がボールの縫い目にかかるようにして握りながら、小指でボールを支えるようにします。
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石川 歩選手のシンカーの投げ方
石川 歩選手のシンカーは、ストレートと同じように強く腕を振りながらリリース位置はストレートよりも、やや打者寄りの位置のイメージで、長めにボールを持ちしっかりとボールに回転をかけながらリリースしていきます。
そのリリースの際、親指から人差し指、中指、薬指の順にボールから離れていく感覚で、最後は縫い目にかけた薬指で回転させる力をつけることで回転量が増え、変化量も大きくすることができます。
このリリースでの力の入れ具合を、状況やカウントで変えることによって、ボールの回転数と変化量を調整して投げ分けることが可能です。