ファルケンボーグは、野球選手を引退していますが、NPBのソフトバンクと楽天に在籍した6年間で通算WHIP(投球回あたりの与四球・被安打数合計)は1.00を下回る「0.88」、防御率は「1.70」と、優秀な成績を残したピッチャーです。
今回は、ファルケンボーグの現役時代のスプリットの投げ方についてご紹介します。
ファルケンボーグのスプリットの凄さ
ファルケンボーグは、四死球で崩れるケースが殆ど無く、最速158km/hのフォーシームと、最速142km/hのスプリット。
そして、最速132km/hの縦に割れるカーブを武器に活躍し、2010年には42ホールドポイントを挙げ、防御率は2年連続の1点台で、チームメイトの攝津と共に最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。
ファルケンボーグのスプリットは、マイナーリーグで燻っていた時に覚えた球種で、MLBでは有効な球種となっていませんでしたが、来日後は三振を取る絶対的な決め球となり、他球団に恐れられるほどになりました。
田中将大選手が雑誌の特集でファルケンボーグのインタビューを読み、このスプリットを習得したのも有名な話です。
田中将大選手のスプリットの投げ方
田中将大選手のスプリットは、田中将大選手の代名詞とも言える球種で、ヤンキース移籍後の1年目から決め球としてこのスプリットを多用し、多くの三振を奪いました。
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ファルケンボーグのスプリットの握り方
ファルケンボーグのスプリットは、中指はボールの縫い目にかけず、人差し指と親指を縫い目にかけてボールを握ります。
また、人さし指と中指でより深く挟むフォークとは異なり、それよりも浅く挟むようにしてボールを握ります。
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ファルケンボーグのスプリットの投げ方
ファルケンボーグのスプリットの投げ方は、ストレートと同じようにして強く腕を振っていきます。
そしてリリースの際には、無理に手首をひねったりせずにストレートを投げるようにしてボールを投げます。
リリース後は、速い球速で縫い目に指がかかってる方向に自然に落ちる軌道を描きます。