益田直也選手のシンカーの投げ方

益田直也選手のシンカーの投げ方

益田 直也選手は、関西国際大学を経て、2011年のドラフト会議で千葉ロッテマリーンズより4位指名を受け入団し、オープン戦から7試合連続無失点の好投を見せるなど結果を残し、開幕戦からリリーフで安定した投球で活躍。

その年は新人最多登板記録(72試合)と新人最多ホールド(41H)を更新する活躍で新人王を受賞しました。

そして2013年にはクローザーに転向し、33セーブをマークして最多セーブのタイトルに輝き、以降もロッテのブルペンを支え続けているピッチャーです。

益田直也選手のマウンド姿
写真:TAKAHAGI Sports より

今回は、益田直也選手のシンカーの投げ方についてご紹介します。

益田直也選手のシンカーの凄さ

益田 直也選手は、サイドスロー気味のスリークォーターの投球フォームで、最速152km/h[のストレートとツーシームに加えて、スライダー、カットボールの変化球と、球筋が異なる2種類のシンカーを巧みに投げ分けるなど、変化球も多彩な球種を投げるピッチャーです。

中でもこのシンカーは、縦に小さく落とす軌道と、右に動かすタイプの2種類を投げ分け、相手打者を困惑させて短いイニングをピシャリと抑えています。

このシンカーを有効的に使い始めた2019年には、クローザーとして60試合に登板し、27セーブを挙げ、防御率は2.15と見事な活躍を見せ、今も活躍を続けています。

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益田直也選手のシンカーの握り方

益田 直也選手は対戦する打者や状況により、ブレーキの効いた大きく落ちるシンカーと、鋭く小さく沈むシンカーの2種類のシンカーを投げ分けています。

2種類のシンカーについて語る益田直也選手
写真:プロ野球日本 #3 より

この2つのシンカーは、握り方に大きな違いはないながらも、リリース時の人差し指のボールにかける指の深さによって、投げ分けをしているそうです。

ボールの握り

益田 直也選手のシンカーは、人差し指と中指を大きく開いた状態でボールを掴むようにし、人差し指の第二関節が縫い目にあたるようにして、それ以外の親指・中指・薬指・小指の4つの指は、縫い目にかけずに置くだけにして、ボールを握ります。

益田直也選手のシンカーのボールの握り
益田直也選手のシンカーのボールの握り
益田直也選手のシンカーのボールの握り

大きく右に動くシンカーの握り方

人差し指での投げ分けのイメージとしては、人差し指の第一関節の内側でボールを切るようにすることで、回転数をコントロールして、2種類のシンカーを投げ分けているそうです。

大きく右に動くシンカーの握り方

この人差し指の第一関節の内側を、リリース直前までしっかりと深くかけた状態で握りボールを投げることで、回転が多くかかり、大きく右に動くシンカーを投げることができます。

鋭く小さく沈むシンカーの握り方

鋭く小さく沈むシンカーは、ボールに置く人差し指の位置を浅くして握ることで、ボールの回転が少なくなり、球速が速いシンカーを投げることができます。

鋭く小さく沈むシンカーの握り

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益田直也選手のシンカーの投げ方

益田直也選手のシンカーは、ボールにかけた指先の意識はせず、ストレートを投げる時と同じように強く腕を振り、ストレートと同じフォームで投げます。

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