唐川 侑己選手は、2007年の高校生ドラフト会議で千葉ロッテより1位指名を受け入団し、2008年4月には7回無失点のプロ初勝利を挙げました。
2011年には、規定投球回にも到達し、初のオールスター出場を果たすなど12勝を挙げました。
以降も先発として活躍しながらも、2018年にリリーフに転向し、2020年には32試合に登板して1勝1敗、14ホールド、防御率1.19を記録し、チームを13年ぶりの2位、4年ぶりのAクラス入り・クライマックスシリーズ進出に貢献しました。
今回は、唐川 侑己選手のカットボール の投げ方についてご紹介します。
唐川 侑己選手のカットボールの凄さ
唐川 侑己選手は、2021年に至るまで2度大きな投球スタイルのモデルチェンジをしているそうです。
現在の投球スタイルは、140km/h半ばのストレートと、ストレートとほぼ同じ軌道・球速のカットボールを中心に、チェンジアップと同球速のスプリット、大きなカーブを交えたピッチングで活躍しています。
先発時代には、ストレートの投球比率が多かったものが、リリーフ転向後にはカットボールが投球の7割と、この球種を多投するスタイルに変化させています。
唐川選手のカットボールは、打者の手元で鋭く曲がり、2020年の被打率が2割程度と、打者にとっても打ちにくい球種として活躍しています。
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唐川 侑己選手のカットボールの握り方
唐川 侑己選手のカットボールは、人差し指と中指をボールの縫い目に添うようにして指を置き、そこから指1本分程度内側にずらします。
そして、親指はそのボールの下部を支えるようにして、人差し指と中指の真下にくるようにしてボールを握ります。
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唐川 侑己選手のカットボールの投げ方
唐川 侑己選手のカットボールは、ストレートを投げる時と同じように強く腕を振りながら、手首も指も全部ロックした状態で、リリース直前には、中指を先にボールから離し、最後に人さし指でスライダー方向への回転をかけます。
意識としては、手の甲が三塁側に向くような感覚でボールを投げるそうです。