工藤公康氏は、愛工大名電高校から1981年のドラフト会議で西武ライオンズの6位指名を受け入団し、その年は主に中継ぎとして27試合に登板し、1勝1敗・防御率3.41と好成績を残しました。
その後も活躍を続け、4年連続2桁勝利を挙げ1995からは王貞治が監督に就任した福岡ダイエーホークスへのFA移籍しました。
そして、2000~2006年は読売ジャイアンツ、2007~2009年は横浜ベイスターズ、2010年は西武ライオンズでプレーしその年のオフシーズンに戦力外通告を受け2011年に引退しました。
通算で224勝142敗3セーブ、防御率3.45。MVP2回、最優秀防御率4回、最多奪三振2回、最高勝率3回など、数多くのタイトルを獲得。そして2015年から現在までソフトバンクの監督として、リーグ優勝、日本一を達成しています。
今回は、工藤 公康の現役時代のスライダーの投げ方についてご紹介します。
工藤 公康の現役時代のスライダーの凄さ
工藤 公康氏の現役時代、140 km/h台後半のストレートと、得意球のカーブに加えスライダー・フォーク・スクリューを使い分け活躍しました。
中でも決め球としても使っていたスピンの効いた大きなカーブは、浮き上がったような球筋を描き、投手と打者とのちょうど中間くらいから一気に急降下する軌道を描きました。
そして現役時代のスライダーは、腰を横に回して軸回転を使い、利き手の内側へ切るイメージでボールに回転をかけて投げていたそうです。
その為、工藤公康氏のスライダーは横回転がかかり、横へ曲がるスライダーとして使っていた球種です。
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工藤 公康の現役時代のスライダーの握り方
工藤公康氏のスライダーは、人差し指と中指をくっつけた状態のストレートのボール握りから、少し外側へずらし縫い目にかけるようにして指を置きます。
そしてボールの下部を支える親指は、ボールに置いた人差し指と中指の間の直線に来るようにし、縫い目に添うようにしてボールを握ります。
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工藤 公康の現役時代のスライダーの投げ方
工藤公康氏のスライダーの投げ方は、ストレート同じように強く腕を振りながら利き手の内側にボールを切るようにして、ボールに回転をかけるイメージです。
そして最後のリリースの際、ボールに置いた人差し指を中指を使ってボールに横回転をかけ、手首も内側に返すようにしてリリースをしていきます。