床田 寛樹選手は、中部学院大を経て、2016年のドラフト会議で広島東洋カープから3位指名を受け入団し、1年目の2018年から開幕ローテーション入りを果たしました。
ですが、同年トミー・ジョン手術を受け、2019年に一軍復帰し、7勝を挙げました。
2021年には9月に月間MVPを獲得するなど活躍し、迎えた2022年4月20日現在2勝0敗、防御率0・90と抜群の安定感を誇っています。
今回は、床田 寛樹選手のツーシームの投げ方についてご紹介します。
床田 寛樹選手のツーシームの凄さ
床田 寛樹選手のツーシームは、同じチームの同僚でツーシームを武器にしている九里亜蓮選手から握り方についてアドバイスを受けたそうです。
これらのアドバイスは、「縫い目にかけるか・かけないか」。また、「縫い目から外すのか・入れるのか」の違いによって、ボールの軌道と変化量が変わるということだったそうです。
これらのアドバイスを基に試行錯誤を繰り返し、横と縦の2種類に変化する床田 寛樹選手独自のツーシームを習得したそうです。
その軌道は、シンカー気味に変化を大きくした軌道で空振りや打ってもゴロを誘うようなボールとなっており、九里亜蓮選手の投げる「亜大ツーシーム」のような軌道を描きます。
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床田 寛樹選手のツーシームの握り方
床田 寛樹選手のツーシームは、人差し指と中指は開いた状態でボールの縫い目に沿うようにしながら、縫い目の外側に人差し指と中指をかけます。
そして、親指はボールの下部を支えるようにして、薬指はボールにくっつけてボールを握ります。
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床田 寛樹選手のツーシームの投げ方
握り方は1種類ですが、ボールをリリースする際の「指の力の加減」で変化の仕方を変えるのが、床田 寛樹選手のツーシームです。
変化は横方向と、縦方向の2種類です。
横のツーシーム
横方向へのツーシームは、ストレートを投げる時と同様強く腕を振っていきながら、リリース時に人差し指に力を入れてボールを投げていきます。
こうすることで、途中まではフォーシームのストレートと同じ軌道を描きますが、寸前でボール一つ分横に曲げて詰まらせることができる変化をさせます。
縦のツーシーム
縦のツーシームも、横に曲げるツーシームの時と同様ストレートを投げる時と同様強く腕を振っていきます。
この時、指の力の入れ具合はボールにかけた人差し指と中指の両方に力を入れながら、リリース直前に手首を下に落とすようにして、ボールをリリースしていきます。
