走塁の基本とスライディングのコツ

走塁の基本とスライディングのコツ

野球の醍醐味であるホームランは見ていてもワクワクするものですが、得点の多くは、走塁を必要とするヒットなどで足を使って点を取るシーンがほとんどです。

今回は、野球の走塁に関する基本とスライディングのコツについてご紹介します。

走塁の基本

走塁とはベースランニングともいい、塁と塁の間を走ることで、ボールを打った後は一塁へ向かって走ります。

その際、たとえ間に合いそうにない当たりでも、全力で一塁を狙うようにし、プレッシャーで守備の焦りで捕球ミスや、送球ミスでヒットとなる可能性があります。

走塁を始める選手

一塁打の場合は一塁ベースの外側を踏んで駆け抜けるようにし、ベースを踏むまでスピードを落とさずに、そのまま数メートル先まで走り抜けます。

二塁が狙える当たりの場合は、一塁に向かってファールグラウンドに少し膨らみながら走り、一塁を踏む時は左足でベースの内側を踏むようにし、内野側に身体を倒した状態にすると無駄のない二塁への走塁ができます。

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スライディングの基本とコツ

スライディングは、スピードを落とさずベースを踏むための技術です。

スライディングが上達すれば相手のタッチをかわしながらベースを狙うこともできるので、スライディングは是非できるようになりましょう。

スライディングをする選手

スライディングの基本は、ベース手前の2m付近で重心を落としながら低い姿勢のまま右足を伸ばし、左足を曲げた態勢ですべりこみます。

身体はやや左側向きになり、左手は自然なまま身体を支える程度です。

スタンディング・スライディング

スタンディング・スライディングは、滑り込んだあと左手で地面を強く突き放し、すぐに身体を起こします。

立ち上がってすぐに状況判断ができますので、送球ミスがあった場合など、直ちに次の塁を狙えることがこのスライディングの長所です。

フックスライディング

またスライディングをしながら野手をかわすフックスライディングというスライディングもあります。

フックスライディングをする選手

送球を待っている相手の逆側にすべりこみ片足の膝を曲げ、曲げた方の足の先でベースの角に触れるようにします。

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ヘッドスライディング

ヘッドスライディングは、手から滑り込んでいくスライディングで、頭からベースに突っ込んでいく形で大きく手を前に伸ばし、水泳の飛び込みのようにベースへと滑り込んでいくスライディングです。

ヘッドスライディングをする選手

主に、一塁でのリードで帰塁する際によく使われるスライディングです。

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まとめ

どのスライディングや走塁を行うにせよ、ベース前でスピードを落としてしまっては意味がありません。

トップスピードから上手くベースを踏めるよう、飛び込むタイミングや自分が走りやすい走路などを感覚でつかめるように走塁は練習しておきましょう。

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