草野球の中堅手と呼ばれるセンターは、センターラインという言葉があるように守備の要となるポジションで、このセンターの守備範囲が広ければ広い程、ヒット性の辺りをフライで捕球するなど、アウトカウントの数も大きく変わってきます。
このセンターラインは、ピッチャー、キャッチャー、セカンド、ショート、センターを結んだライン上にいるポジションの事を言い、このセンターラインに当たる守備位置に巧い選手を配備することが勝利への近道だと言われており、センターは外野での広範囲に渡る守備範囲で、レフトやライトのカバーも行います。
今回は、初心者が多いチームでのセンターの適正と役割についてご紹介します。
草野球でのセンターに求められる役割
センターは外野守備の中心に位置する為、守備範囲が広いだけでなくリーダーシップも求められます。
キャッチャーが扇の要と言われる理由は、グランド全体を見渡すことの出来るポジションという理由ですが、センターは逆に外野側からグランド全体を見渡すことが出来、セカンドやショートに対して、守備位置などの細かい指示が出しやすい点では、むしろセンターの方が守りの要と言えるかもしれません。
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足が速い
センターは守備範囲が広ければ広いだけ武器になり、そのため足が速い人はセンターに最適と言えます。
ピッチャーが「打たれた」と言うようなフライを、センターが打球に追いつき捕球した時にはピッチャーを大いに助け、左中間や右中間を破られた場合は、一刻も早くボールに追い付いて内野に返球する必要がありますので、この足の速さが必要です。
その為、前後の動きはポテンヒットから頭を越えるフライに追い付き、左右の打球は左中間から右中間まで素早く動ける人が理想的です。
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打球の判断が早い
打球の角度や打球音、バッターのスイングを見て瞬時に反応できる人が理想ですが、最初のうちは難しい事ですが、何回も練習すれば身につけることは可能な技術です。
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リーダーシップ
センターは外野手の中でも、レフトやライトへの指示を出したり、時には判断したりなど、リーダー的な役割を担うことがあります。
また、内野手とのランダウンプレーや二塁への牽制や、送球のバックアップに入るケースもあり、野球の知識を持ち、チーム内でもリーダーシップのある選手が望ましいポジションです。
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送球のコントロールが良い
外野手として肩が強いことは望ましいことですが、それ以上に中継者への正確な送球が求められ、コントロールの良さをベースにして内外野一体となった連携プレイの練習も必要となります。
草野球の内外野連携というのは、練習の成果が結果として如実に現れ、内外野の連携練習をしていないチームの外野からの返球は酷いと言っても過言ではありません。
中継者にきちんと送球できなかったせいで、走者にホームインされてしまう光景は非常に多く、送球の良さと内外野の連携で、不要な失点を確実に減らすことができます。
センターは要のポジションの一つで、練習を重ねることで比較的早めにこのポジションをきちんと守れるようになるポジションでもあります。
まずはメンバーの中でセンターのポジションを限定せず、全員でセンターのポジションを持ち回りすることで外野の動きをある程度理解することができるため、練習はもちろん、練習試合でもそのようなポジション配置をすることも一つの方法です。