試合中の失敗やミスとの付き合い方

試合中の失敗やミスとの付き合い方

気持ちで押し合うのが試合で、もちろん試合の中ではミスをすることもあります。

もちろんうまくいかないこともありますが、試合中はミスをしても反省は試合後にすることが大切です。

バッターズサークルで待つ打者

今回は、試合中の失敗やミスとの付き合い方についてご紹介します。

いつも以上にの落とし穴

イージーな打球に対して、エラーをしないようガッチリいこうと考えたときほど、なぜかミスになりがちです。

逆説的ではありますが、実は当たり前のことだったりします。

試合前や前日の練習に試合でミスしないように、と考えて問題なのは、いつも以上にという部分です。

そもそも練習というのは、試合で起こるかもしれない状況に対し、瞬間的に正しい動きができるように訓練するものです。

試合で考えてからプレーしたのでは遅いので、練習で考え論理的に理解する。

そして、ゆっくりイージーなプレーからはじめて、身体に動きを覚えさせ、除々にスピードアップすることで身体に教育、学習させていきます。

その為、身に付けたものは頭で考えなくても実行可能な自動化された動きになっています。

それなのに、自動化したものをいつも以上にと考え、再び頭が身体に命令する他動化した動きに戻してもうまくいきません。

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考えないことも大切

ゴロを捕るときに「足を出して、グラプを打球に向けて…」などと頭で考えていると、ミスにつながるのは当たり前のことです。

こういうミスを続けると、それまで自分がなぜできていたのかがわからなくなり、心理的な原因によりできたことができなくなるイップスという症状に陥ります。

これはスポーツ選手全般に起こりうる状態で、野球やゴルフの選手には多く、野球のイージーなプレーや、ゴルフのように間があるスポーツには、考える時間ができてしまう為です。

その為せっかく自動化したものなので自動的にやれば良く、アグレッシブにボールへ向かい、自動的に捕って投げるだけででいいことでそこに余計な思考は要りません。

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失敗をした時の考え方

時代が変わっても、ミスして笑っていると怒る指導者がいまだにいるので、ミスの後は神妙な顔をして、反省のポーズをとるクセがつきがちです。

ですが、試合は相手との気持ちのぶつかり合いです。

いまさら技術をどうこうできないのが試合で、どうにかできるのは気持ちだけです。

ミスを考えても落ち込んだり、怖くなったりするだけで、いいことなんかありません。

その為、ミスは忘れポジティブにいいことだけを思い出すことが大切です。

どうしても反省したければ練習の中でやりましょう。

自分のできないことを分析し、考え、向上していくことが大事で、そのためにあるのが毎日の練習です。

試合後にボールを持つ選手

だが、そこにも前向きな気持ちが必要で、実は反省という言葉は似合わない。

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