草野球でのポジションと求められる役割

草野球でのポジションと求められる役割

ポジションの場所と名前

まずは野球のポジションの守備位置とそれぞれの名前を解説します。

以下がそれぞれの守備位置と、ポジションの名前です。

ポジション入り守備位置のイラスト
  1. ピッチャー(投手)
  2. キャッチャー(捕手)
  3. ファースト(一塁手)
  4. セカンド(二塁手)
  5. サード(三塁手)
  6. ショート(遊撃手)
  7. レフト(左翼手)
  8. センター(中堅手)
  9. ライト(右翼手)

割り振っている番号にも意味があって、スコアを書くときや高校野球の背番号で、ポジションを表すときに使われます。

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各ポジションの役割と重要度

野球において、どのポジションも重要であることは言うまでもありません。特に野球のレベルが上がれば、より一層各ポジションの重要度が増します。

ただ、色んなレベルの人が集まる草野球では、試合が成立するかという視点で考えると、ポジション毎の重要度に差があります。

なので、今回は『試合を成立させる』という点に焦点を当てて各ポジションの役割と特徴をご紹介します。

1.ピッチャー(投手)

ピッチャーは、バッターに対してボールを投げるポジションで、野球のほぼ全てのプレーで起点になるので、試合を成立させるために最重要なポジションです。

ピッチャーがストライクを取れなかったり、ストライクが入っても打たれ過ぎてしまうと試合が崩壊してしまいます。

そのため、ストライクを取れるコントロールと、試合を作るための実力が必要な為、初心者には比較的難しいポジションです。

2.キャッチャー(捕手)

キャッチャーは、ピッチャーをリードし、ボールを受けるポジションです。また、野手のポジションの指示やホームベースを守る任務もあります。

試合を動かすポジションという点から、ピッチャーの次に重要なポジションと言えます。

まず、ピッチャーの球を問題無く捕れる技術が無いと試合に影響するので、初心者には少しハードルが高いポジションです。

3.ファースト(一塁手)

ファーストは、一塁ベースを守備範囲とし、内野ゴロのときに一塁ベースで他の内野手が投げたボールを捕り、アウトにするのが主な役割です。

キャッチャーと同様に、他の選手が投げたボールが捕れないと、アウトが取れず試合に影響します。

ただ、他のポジションより守備範囲が狭く、動きも少ないので、ボールさえ捕れれば、初心者でもある程度できるでしょう。

4.セカンド(二塁手)

セカンドは、外野の中継プレーやダブルプレーなど、とにかくよく動きまわります。

なので、運動神経の高い、俊敏な選手が適しています。
よく、ショートと比較されますが、ショートとセカンドの適性は同じようなものです。

違う点を言えば、セカンドはファーストまでの距離が短いので、肩の強い人をショートに回すのが良いです。

5.サード(三塁手)

サードは、三塁ベース周辺を守備範囲とするポジションです。

バッターから距離が近いく、一塁ベースから距離が遠いので、反応が早く、肩が強い選手が多いです。

他のポジションと連携するような動きが少ないため、初心者でも守りやすいポジションです。

ただ、草野球は右バッターが多く、サード方向にボールが飛びやすいので、ファーストよりも難易度は上がります。

6.ショート(遊撃手)

ショートは、二塁ベースと三塁ベースの間を守備範囲とするポジションです。

セカンドと同様に、二塁ベースと三塁ベースのカバーや、外野からのボールを受けるなど、他のポジションとの連携が多いポジションです。

しかも、右バッターが多い草野球では、打球が飛んでくることが多く、一塁ベースからの距離も遠いので、野手の中では最も難しいポジションです。

7.レフト(左翼手)

レフトは外野手の中で、三塁側を守るポジションです。

外野手は、内野手よりも他のポジションとの連携プレーが少ない特徴があるため、内野手よりも難易度は下がります。

ただし、レフト方向はよくボールが飛んでくるポジションなので、一塁側を守るライトよりは難易度が上がるポジションです。

8.センター(中堅手)

センターは、外野手の中で真ん中を守備範囲とするポジションです。

ポジションが真ん中というだけあって、守備範囲は広く、レフトとライトのカバーもするので、外野手の中で一番難しいポジションです。

野球ではよく「センターラインを堅める」と言われ、センターは全体も見渡せる重要なポジションです。

9.ライト(右翼手)

ライトは、外野手の中で一塁側を守備範囲とするポジションです。

先程説明した通り、外野手は他のポジションとの連携プレーが少ない分、初心者でも守りやすいポジションです。

さらに、右バッターが多い草野球において、ライトは一番ボールが飛んでいきにくいポジションなので、野手の中でも守りやすいポジションと言えます。

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まとめ

野球初心者で草野球チームに加わると、基本的にはポジションを指定されますが、その際にこの記事で紹介した動きや特徴は知っておくべきです。

自分がついたポジションは、どこで、どういう役割があるかを頭に入れた上で、草野球に参加するようにしてください。

初めはどのポジションについても、ミスが怖くなると思いますが、9人でカバーし合うのも野球の醍醐味ですので、ミスを恐れずプレーしましょう。

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