ランナーが一塁か二塁、もしくは 一・二塁にいる時に右方向に打つことで、たとえその打球がヒットにならなくても、ファーストゴロやセカンドゴロの間に一塁ランナーを二塁へ、二塁ランナーを三塁へ進めるバッティングを進塁打と言います。
この進塁打は、チームバッティングの基本となります。
今回は、意図的にゴロとフライを使い分ける進塁打の打ち方についてご紹介します。
進塁打とは?
ランナーを進塁させるために、あえて右方向へ打つケースバッティングで、ランナーが一塁あるいは二塁にいるような場合は、引っ張ると、サードゴロ、ショートゴロになってダブルプレーということが考えられるので、あえて右方向へ打ちます。
それを進塁打といいます。
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右打ちをする進塁打の方法
右打ちの方法は、まずはじめから体を右方向へ向け、右足をうしろへ引いておくクローズドスタンスでの方法と、ピッチャーのバックスイングと同時に右足をうしろへ引く方法。
そして、逆に左足を前に踏みこむ方法と、3つの方法があります。
この3つの方法に共通するように、右方向へ打つためにはいずれも体を右方向へ向け、ボールがきたら右肘をしっかりと締め、ボールの内側を打つようなつもりでバットを出します。
インパクトまで、バットのヘッドを遅れ気味に出し、インパクトのあとも左手の甲は天に向けます。
右打ちをしやすいコースと練習方法
右バッターは、外角のコースのボールのほうが、比較的右方向へ打ち返しやすいので、最初は外角のコースのボールでバッティングの練習をし、慣れてきたら真ん中のコース、内角のコースでも右方向へ打てるように練習していきます。
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ゴロの打ち方・フライの打ち方
進塁打に絡めて、チームバッティングの場合にはランナーが一塁にいて、ヒットエンドランのときにはゴロを打ち、ランナーが三塁にいて、犠牲フライねらいのときにはフライを打つ、というように、チームバッティングでは、その状況に応じて、あえてゴロを打ったり、フライを打ったりする場合が出てきます。
ゴロの打ち方
ゴロを打つ場合、まず低目の投球に的を絞りボールを上からたたくようにします。
重心は通常のバッテイングの時よりは、前の足に置き、インパクトでは手首も少し早めに返すようにします。
フライの打ち方
フライを打つ場合、ゴロを打つ時とは逆に、高目の投球に的を絞り、下からすくい上げる感じでバットを出します。
その際に手首は返さずに、重心は軸足に残したまま、少し腰を落としぎみにしておくことがコツです。