金本 知憲のバッティングフォーム

金本 知憲のバッティングフォーム

金本 知憲は、1999年から2010年にかけて達成した1492連続試合フルイニング出場と13686連続イニング出場の世界記録を持つ選手で、これ以外にもベストナイン受賞を8回や、2004年に打点王のタイトルを獲得するなど、数々の記録を打ち立てた選手です。

試合前の金本選手のウォーミングアップ

今回は、金本 知憲選手現役時代のバッティングフォームについてご紹介します。

金本知憲の略歴

金本知憲は、広陵高校から東北福祉大を経て、1991年のドラフト会議で広島カープより4位指名を受け入団し、1994年からレギュラーに定着した後トリプルスリーを記録するなど広島の中心選手として活躍しました。

2002年のオフにはFA移籍で阪神タイガースに入団し、2003年、2005年のリーグ優勝に貢献に加え、連続1492試合のフルイニング出場世界記録を樹立し、2012年限りで現役引退をしました。

その後、2016年〜2018年の3年に渡り阪神タイガースの監督も努めています。

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金本知憲のバッティングフォーム

金本知憲選手ならではの、全身にみなぎる筋肉のパワーがあるからできる打ち方で、トップで構えた時に、バットのヘッドを動かしタイミングをとる打ち方です。

この方法は始動が遅れる可能性がありますが、金本知憲選手の場合、遅れても一気に力を爆発させる筋力があり、スイングスピードが速くそれだけ早い打球が打てるのも、下半身を基礎とした全身の筋力でそれをカバーしています。

このような打ち方をするには、爆発的な筋力が必要で、それも部分的な筋力でなく全身の筋力がないとできず、金本知憲選手の練習量が可能ににしているバッティングフォームです。

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スタンス

ちょうど背筋を伸ばして体をニュートラルな状態で肩幅ぐらいのスタンスで構え、両膝を内側に入れて重心を回転軸の中心に集約します。

金本知憲のスイング前の構え
写真:Rutta -baseball- より

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バックスイング

タイミングを取ってステップするまでは、背筋をしっかり伸ばした状態で徐々にバックスイングに入っていきますが、構えの時点で型ができているので大きなバックスイングは行わないことが特徴です。

金本知憲のバックスイングのバッティングフォーム

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ステップ

トップを作りステップした時に、身体の姿勢が少しでもブレてしまうと投球が見えにくくなり、ミートしにくくなります。

その為スイングを始めるまでは、背筋を伸ばしておくことがポイントで、その姿勢でトップを作った状態を保ったまま、前の足を大きく踏み出していきます。

金本知憲のバッティングフォームのステップ
金本知憲のバッティングフォームのステップの続き

アプローチ

両足の中心にある回転軸の周りを素早く回転していくスイングです。

両足でカベをしっかり作り、重心が回転軸の場所に集約するようにし、回転と重心が合わさるポイントでバットをボールにぶつけていくイメージでアプローチしていき、回転軸が斜めにならないように気を付け、バットはトップから最短距離でボールにぶつけます。

金本知憲のバットのスイングの始動
金本知憲のバットのスイングの始動の続き

インパクト

ステップした前足と軸足の中間にある回転軸を使ってスイングします。

また、投球の軌道に合わせてミートポイントをイメージして、重心の位置を変化させる為、ボールの高低に対しては膝を柔軟に保つことでミートします。

金本知憲のスイングのインパクト前
金本知憲のスイング

フォロースルー

インパクト後は両腕を全て伸ばすようにして、両足の重心もボールに乗せるようなイメージで、手首を素早く返してフォロースルーをします。

金本知憲のフォロースルー
金本知憲のスイング後のフォロースルー

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