中村晃選手は、福岡ソフトバンクホークスの選手でリーグ屈指の打撃技術を誇る外野手です。
2019年は自律神経失調症と腰痛の影響で、前年を大きく下回る44試合の出場にとどまりましたが、自慢のバットコントロールは健在で、2020年以降の活躍が期待されています。
また、選球眼や粘り強さは特に優れており、BB/Kの四球と三振の割合から打者の選球眼を見る指標は、2015年は1.40、2016年1.87と、2年連続でリーグ1位の成績で、2016年シーズン終了時点では通算でも「1」を上回っています。
今回は、中村 晃選手のバッティングフォームについてご紹介します。
中村 晃選手の略歴
中村晃選手は、帝京高校から2007年の高校生ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスの3位指名を受け入団し、2012年にはウエスタンリーグの首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得すると、2013年からは一軍に定着しその翌年の2014年には176安打で最多安打のタイトルを獲得しました。
また、2015年まで3年連続打率3割を達成し、2016、2017年と2年連続で全試合出場し、監督として指導した秋山幸二は技術屋と、その打撃技術を高く評価しています。
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中村 晃選手のバッティングフォーム
中村晃選手は、2020年までの9シーズンで3度の3割超えで、2014年には最多安打(176安打)のタイトルを獲得し、他のシーズンも3割に迫るアベレージを残すなど、リーグ屈指の打撃技術を誇るバッターです。
中村晃選手の最大の特徴は、下半身の強さを活かしてバックスイングを早めに取り、いつでもスイングができる姿勢をとることです。
このことで、どんな打席でも自分の間合いで打つことができ、差し込まれることも少なくなります。
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スタンス
ピッチャーに正対するようにしたオープンスタンスで、左脇を使いリラックスした状態でスタンスをとります。
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バックスイング
かなり早い段階から、軸足と逆の足を上げ始め、その一本足の状態をキープしたまま投球に合わせてステップの動作に移っていきます。
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ステップ
足を大きく上げた状態から、踏み込みと同時に上半身で重心をコントロールしながら少しだけピッチャー方向にかがめつつステップしていき、その状態からグリップはかなり後方に残しトップを作ります。
アプローチ
トップの位置から肩口から前にグリップをそのまま出していき、腰とバットを並行のラインにしてアプローチしていきます。
インパクト
左膝にも余裕を持ちながらインパクトを迎え、脇を締めた状態でスイングをします。
フォロースルー
フォローではしっかりと腕を伸ばしてボールを押し出すようにして力を加え、手首を返すフォロースルーです。