2019年のシーズンでは、2年連続23度目のリーグ優勝を果たし惜しくもクライマックスシリーズで福岡ソフトバンクホークスに敗れ、日本シリーズへの進出は叶いませんでしたが、2年連続本塁打王を獲得し、通算321試合目での100号到達という日本人史上最速記録も打ち立てました。
山川 穂高選手は、山賊打線の文字どおり中核を担う日本を代表する四番打者です。
今回は、山川 穂高選手のバッティングフォームについてご紹介します。
山川 穂高選手の略歴
山川穂高選手は、沖縄県立中部商業高等学校では2年生秋から4番打者を務め、富士大を経て、2013年のドラフト会議で西武ライオンズの2位指名を受け入団しました。
2016年には49試合で14本塁打、翌年の2017年には78試合で23本塁打と長打力を徐々に発揮し、2018年は開幕から四番で47本塁打を放ち本塁打王、ベストナイン、MVPに輝きました。
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山川 穂高選手のバッティングフォーム
山川 穂高選手のバッティングホームは、構えの時点ではかなり狭い状態ですが、そこから足を高く上げた状態を作り、外に回すようにバッターボックスをフルに使うくらいの広いステップでスイングを始動していきます。
ヒッティングのポイントは、ホームベース上を基本としており、ボールを引き付けた上でセンターを中心に打球を運ぶ、持ち前のパワーでボールを押し込む打ち方をしてます。
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スタンス
山川 穂高選手のスタンスはかなり狭いスタンスで、右脇を大きく開けた状態でグリップ位置は身体の前に置きながら、タイミングの取り方も独特です。
構えの段階でタイミングをズラされないように、バットを持つ手と左足などで細かな動きをしながら身体の中心に重心を置きながらタイミングをとります。
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バックスイング
バックスイングでは、山川穂高選手の下半身の強さを活かして、上半身はほぼ動かさず、腰のラインを地面と並行にした状態を維持しながら、下半身のみ動き始め軸足に体重を乗せていきます。
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ステップ
軸足に体重を乗せた状態で、前側の腕の脇を締め、両手の手の甲を投手方向へ向けた状態で、ピッチャー側の脚を大きく前に出し、ステップしていきます。
そして、下半身の強さを活かして腰のラインを地面と並行にした状態でステップしていき、前の脚の着地と同時にトップを深く作ります。
アプローチ
アプローチでは、左肩で身体の開きを抑えながら、右肘を体に引き付けながら腰の位置に近いところからバットを出していき、インサイドアウトの出し方で、ヘッドスピードを最大化しています。
そして、前側の脇も締めることによって手首が寝ない形でバットのヘッドが下がらないようにアプローチしていきます。
通常アプローチのタイミングで、左腰が上がってしまう選手が多くいますが、山川穂高選手にはそれがなく、上半身で抑えをきかせて軸足に体重が移動しないようにアプローチしていきます。
地面に水平にアプローチしていくことで、頭のブレが減り、ボールをとらえる確率が増します。
インパクト
インパクトでは、両腕が伸び切らずインパクト後に腕を伸ばし切る事で、スイングの力をよりボールに伝えることで飛距離を出しています。
フォロースルー
フォロースルーでは、キャッチャー寄りの右の肩が腰を追い越し前の方にあり、上半身の回転がしっかりとさせてバットを振り切ります。