バット選びはスイングに大きく影響を与えます。
自分に合わないバットでスイングをすると、速くてキレのある動作が行うことができず、ヒットを生む確率が低くなります。
バットは体格や自分のバッティングの特徴に合わせて正しく選ぶことが大切です。
今回は、バットの選び方と材質の違いについてご紹介します。
バット選びのポイント
バットを選ぶときには、実際に振ってみて、鋭く速く振ることができるかどうかがいちばんのポイントです。
自分の体格、体力に合ったものを選びますが、少し重すぎるだけでも鋭く速く振ることができません。
バットを構えた時点ですでに重いと感じたら、手や腕に力が入りすぎてしまい、よいスイングの妨げになってしまいます。
また、バットが重すぎると、スイング中にヘッドが下がって、強いインパクトの妨げになります。
長距離バッター用のバット
中・長距離のバッターは、遠心力を利用してボールを遠くまで飛ばすことができる長めでグリップが細めのバットがオススメです。
主にこのタイプのバッターは、ヘッドの重さを利用して打つことができるトップバランスのバットがオススメで、ヘッドの重さを逆手にとり振ることができます。
アベレージヒッター用のバット
ミート中心の短打狙いのバッったーは、長蛇よりもボールを捉えることを優先して、短めでグリップが太めのバットがオススメです。
このタイプのバッターは、ミドルバランスのバットで、バットをコネる癖があったり、変化球に対応できない場合や、アベレージヒッター以外でもこのミドルバランスのバットで振り抜きやすさを求めましょう。
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バットの材質の違い
バットには、軟式特有のウレタンバットを除き、主に木製バットと金属バットが主な材質です。
この2種の材質の特徴を理解することで、自分にあったバット選びをすることができますが、極端に言えば、木製で打つには技術を必要とし、金属はパワーが必要です。習ではどちらを使っても良いです。極端な言い方です
木製バット
大学、社会人、プロ野球で使用されており、芯の部分が小さく1カ所しかないのが特徴です。
通常はロゴマークの一番太いところ近くに芯があり、このバットの芯でミートする技術が必要です。
木製のバットは、コースや変化球も含めてあらゆる球種に対して、芯で打たなければ強い打球を打つことはできません。
金属バット
小、中、高校で使用される材質のバットです。
芯が木製に比べて大きく、芯を外しても折れずに飛ぶようにできていることが特徴です。
このような特徴から、体力とパワーのある選手は絶対有利になるバットで、木製では折れる部分でも金属では長打になることがあります。
最近の金属バットは素材も良く、打ち損じの少ないバットが多い反面、木製の場合は打ち損じがわかるので、すぐに修正できますが、金属ではわからない部分があります。
その為、時々木製バットで練習をして、自分のスイングをチェックすることも練習の一つとしてオススメです。
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材質によるバットのマークの正しい向き
市販のバットには、各メーカーのロゴマークがついていますが、バットの材質と構造の違いによって、構えた際にバットのマークの正しい向きに違いがあります。
木製バットのマークの正しい向き
木製バットは、ボールを打つ方に年輪(木目)が向き、マークは上でいわゆる自分の方を向くようにつけています。
マークを上に向けることで、右打者は左側面、左打者は右側面で打つことになり、これは柔軟性、折れにくさ、反発力などが理由です。
打球面はバットがしなるほど飛ぶので、柔軟性が必要で、逆にバントはマークの裏側で行うと転がりの少ない打球になります。
金属バットのマークの正しい向き
マークの位置による違いはありませんが、金属バットは、木製と異なり金属疲労による寿命があります。
その為、マークの位置等一定箇所で打ち続けると疲労破壊をするので、打面を適宜変えることが必要です。