伊藤 大海選手は、駒大苫小牧高校で2年春のセンバツでは2回戦進出。進学した駒沢大学では、1年時に二部リーグで計8試合登板しましたが、その年の秋に退学し、翌春に苫小牧駒澤大学に入学しました。
規定によって1年間は試合に出場できませんでしたが、2018年春のリーグ戦で6勝、防御力0.35と圧巻の投球で侍ジャパン大学代表に初選出され、2020年に日本ハムファイターズのドラフト1位指名を受けプロ野球に入団。
東京オリンピックにも代表選出され、金メダル獲得にも大きく貢献しました。
今回は、そんな伊藤 大海選手のスライダーの≪についてご紹介します。
伊藤 大海選手のスライダーの凄さ
伊藤 大海選手は、最速155 km/hのストレートと、6種類の変化球を自在に操る制球力も持つピッチャーです。
中でも130km/h前半台のスライダーは、横に滑るようにして打者の手前で鋭く弧を描いて外角のボールゾーンへ逃げるような軌道を描きます。
この武器のスライダーを「曲げを大きくしたり、小さくしたり、(球速を)遅くしたり、速くしたり、腕を下げたり」と、6種類で投げ分けることで多くの幅を作り、活躍を続けています。
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伊藤 大海選手のスライダーの握り方
伊藤 大海選手のスライダーの握り方は、ツーシームのような握りです。
握り方は、ボールの縫い目の最も近づいている位置で、人差し指と中指を縫い目に沿わせ、親指はボールの下部で縫い目にかけるようにしてボールを握ります。
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伊藤 大海選手のスライダーの投げ方
伊藤 大海選手のスライダーは、ストレートを投げる時と同じようにして強く腕を振っていき、リリース直前にボールにかけた人差し指を残しながら利き腕側に切るようにしてリリースしていきます。
スライダーを投げる時には、肘を下げる・腕を遠回りさせないようにして投げることが重要だと伊藤 大海選手は述べています。