オリンピックのやり投げやハンマー投げの選手が、野球のボールを投げて140km/h近くの球速を出す場合があります。
確かに、投げる運動に特化しているトップアスリートだけに、驚く数字ではないのかもしれませんが、この球速は100球投げた時点でその球速を維持できるのでしょうか。
ピッチャーの場合、加えてバッターと駆け引きをしたり、投球そのものにもコントロールや変化球 のキレなどが求められます。
つまり、精度の高いボ ールを100球以上と続けて投げるには、ロスの少ない運動伝達による正しいフォームが必要となります。
特にトップからリリースでの肩の入れ替えは 重要なポイントで、下半身が作った力を上半身に 伝え、リリース時に最大のハワーにするための連動伝達となります。
今回は、この精度の高いボールを投げる為の、知っておきたいことについてご紹介します。
精度の高いボールを多く投げれるようにする
球速を速くすることは、ひとつの目安に過ぎません。
MAXの球速表示に近いボールをコントロールし、いかにたくさん投げられるようにすることが大切です。
そのためには理にかなった投球フオ ームをマスターすることが、正しい運動伝達の投球フォームを究めるようにしましょう。
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肩の入れ替えを意識して投球フォームをつくる
トップからリリースでの肩の入れ替えがうまくできないと、リリースポイントが安定せずコントロールがききません。
下半身から作りあげた力を上半身に伝え、リリース時に最大のパワーを発揮す るためにも、肩の入れ替えを意識し、正しい運動動作で投げるようにしましょう。
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ストレートと変化球を同じフォームで投げる
投球ではストレートを軸にし、それを補うのが変化球を投げ、このストレートと変化球は、できるだけ同じフ ォームで投げることが非常に大切です。
また、無理に曲げようとして腕をひねったりすればケガの要因に、抜くことを意識してフォームを緩めてしまえばバッター に悟られてしまいます。
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走り込みでスタミナを強化する
正しい運動伝達のフォームで投げていれば、コ ントロールや球速は高いレベルで安定します。
そ のフォームを支える下半身にスタミナがあれば、球数が増えてもフォームが乱れることは少なくなります。