タフィ・ローズは、近鉄バファローズなどに所属し、NPBでの通算本塁打数歴代13位、NPBで400本塁打やシーズン本塁打数歴代2位タイ記録など輝かしい記録を持つ外国籍の野球選手です。
今回は、タフィ・ローズの現役時代のバッティングフォームについてご紹介します。
タフィ・ローズの略歴
タフィ・ローズは、ボストン・レッドソックスからから1996年に近鉄バファローズに入団し1年目から全試合出場で27本塁打、97打点に打率.293と活躍。
その後も99年には40本塁打・101打点で二冠王獲得するなど活躍しながら、2001年以後は本塁打を量産し、パ・リーグの外国人で史上初となる50本塁打を放ち、最終的に当時日本タイ記録のシーズン55本塁打を達成し、チームもリーグ優勝を果たしました。
そして2004年には読売ジャイアンツへ移籍し本塁打王を獲得しましたが、翌年戦力外となりました。
一時は現役引退を表明しましたが、2007年3月にオリックスの入団テストを受け合格すると、シーズンでは42本塁打を放ったものの、2009年オフに契約交渉が難航しオリックスを退団し、独立リーグを得て現役引退をしました。
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タフィ・ローズのバッティングフォーム
タフィ・ローズは、2001年にシーズン55本塁打記録の通り、日本人ではとても真似のできない飛距離を出したバッターです。
バットはやや下から出ても、腰が肩と地面に対して並行にして出るので、軸にブレがなく的確にボールを捉え押し込むようなバッティングでホームランを量産しました。
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スタンス
構えでは、肩幅程度に足を開き、倒していたバットをしっかりと引き寄せてトップを作ります。
この構えはローズ独特の構えで、バットを後ろに寝かせて、ヘッドを小刻みに動かします。
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バックスイング
投手の動作が始まると、グリップをキャッチャーの方向に引きしっかりとトップの位置を作り出していきます。
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ステップ
グリップを可能な限り後ろまで引いた状態で、大きなステップでスイングにさらに強い力を加えていきます。
アプローチ
アプローチでは、それまでに作ったトップからインパクトの場所まで距離がある為、その間にバットのヘッドを走らせ、圧倒的なスイングスピードを生み出しています。
インパクト
トップに貯めた重心をインパクトで全てボールへぶつけていき、そのままバットを投げ上げるようなイメージでインパクトをしていきます。
フォロースルー
インパクト後のフォローがものすごく大きく、バットをピッチャーの方向へ投げ出すようにフォローをします。
こうすることで、バットがボールに負けることなくスイングすることができ、より大きな力をボールに加えることができます。
また、その時も、グリップ・ヘッドと遅れてスイングするので、よりスイングスピードも出ます。