岡本 和真選手は、4年目を迎えた2019年には4番を任されるまでに成長し、打率.309、33本塁打、100打点と、3割30本100打点を最年少で達成するなど好成績を残し、2020年には本塁打王に輝くなど、読売ジャイアンツの4番打者として活躍を続けています。
今回は、岡本 和真選手のバッティングフォームについてご紹介します。
岡本 和真選手の略歴
岡本和真選手は、智弁学園高では1年秋から四番に座り、3年春夏の甲子園に出場、春は1試合2本塁打で高校通算73本塁打を記録するなど大きな注目を集め、2014年のドラフト1位指名を受け読売ジャイアンツに入団しました。
プロ入り後は新人年の2015年の終盤に一軍デビューすると、プロ3打席目で初安打・初打点・初本塁打を記録するなど活躍しましたが、翌年の2016年には3試合の出場にとどまりました。
2017年は、外野手にも挑戦し開幕戦に7番レフトで出場するも、シーズン途中で二軍に降格となりながらその年のオフに、退団した村田修一の背番号「25」を受け継ぎました。
そして迎えた2018年は開幕戦に6番ファーストで出場し、6月からは四番打者にとして史上最年少で「3割30本100打点」をクリアし、2020年には打率.275・31本塁打・97打点をマークし、自身初の打撃タイトルとなる本塁打王と打点王の二冠を獲得しました。
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岡本 和真選手のバッティングフォーム
岡本 和真選手はリラックスした状態で下半身中心で始動していくバッティングフォームで、逆方向への長打も持ち味としているバッターです。
2016年に就任した二岡二軍コーチが2018年にグリップ位置を下げ、バットを立てるバッティングフォームに矯正を指導し、劇的に変わりシーズン終了まで4番として定着しました。
ホームラン量産の秘訣
岡本 和真選手は、軸足になる右足に重心を残すフォームながら、ステップで地面に左足を意識して早く着けることでタメを作ります。
このタメを作ることで、球種の見極めをしストレートだけでなく変化球の対応ができ、下半身主体のスイングでパワーをボールに伝えホームランも量産し、2020年球団内では2002年の松井秀喜氏以来18年ぶりに本塁打王を獲得しました。
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スタンス
スタンスは右膝を割るように開いた状態で、グリップ位置を下げバットを立てた状態で構えます。
この右膝を割るようにして構えることで、重心を右半身に残しやすく上半身が前に突っ込みにくくなり、体の開きも抑えやすくなります。
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バックスイング
バックスイングでは、前足を内側に捻りながら上半身をほぼ動かさない状態で左足のスパイクの底をピッチャーに見せるようにして引いていき、身体が前に突っ込まないようにして軸足に体重を残しステップへつなげていきます。
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ステップ
ステップは、頭を後ろに残した状態で前方に突っ込まずに、グリップの位置と右足を地面に対して垂直な線を作りながら、トップを維持した状態で割れを作り、左足を着地させていきます。
アプローチ
アプローチでは頭を突っ込まずに、右肘を体の前に入れていくように使い、下半身でリードをしながら上半身が下半身を追い越していくようなスイングで、アプローチしていきます。
インパクト
両腕を曲げてたたんだ状態でバットのヘッドを返さずにインパクトしていきます。
フォロースルー
インパクトの後はバットのヘッドは返さずに、バットが体に巻き付くように使い大きなフォロスルーを行います。