ボールインプレーとボールデッド

試合はすべて球のプレーの合図ではじまり、審判員が「タイム」をかけない限り続行されます。

その状態をボールインプレーといいます。

タイムがかかったら、試合は一時停止状態になります。

これを「ボールデッド」といい、ボールデッドになったら、走者は器を離れて野手にタッチされてもアウトになることはありません。

今回は、このボールインプレーとボールデッドになる色々なケースについてご紹介します。

主なボールデッド3種類

ポールデッドで一時停止状態になるには、大きくわけて3つのケースがあります。

審判員は、グラウンド内に他球場のボールが紛れ込んだり、突然雨が降るなど不測の事態が起きたときには、タイムを宣告して試合を一時停止することができます。

ただし走者が塁間を走っている途中や、守備側の選手が打球を追いかけたり、投げたりしているときなど、プレーが続行しているあいだはタイムを宣告できません。

試合を止める必要があるときは、プレーが一区切りついたところで「タイム」を宣告することになります。

試合の途中で選手を交代させたり、審判員の判定に訂正を求めたりするときはタイムを要求できます。

その要求に応じて審判員がタイムを宣告すれば、ボールデッドとなり、試合はいったん停止されます。

ですが、タイムの要求があっても、走者が塁間を走っている途中や、守備側の選手が打球を追いかけたり、投げたりしているときなど、プレーが続行しているあいだのタイムは宣告できません。

ボールがファウルスタンドに入ってしまった時や、死球(デッドボール)の時は、審判員のタイムの宣告がなくても、自動的に試合が一時停止されます。

試合が再開できる状態になったら、投手はボールを持ってマウンドに立ち、球審がプレーを宣告して、試合が続行されます。

このような場合以外にも、自動的にボールデッドで試合が停止状態になるケースはたくさんありますが、自動的にファウルボールに代表されるそのケースは次の通りです。

投手の投球が打者の身体に当たって死球(デッドボール)
投手が反則投球(ボーク)をした(一部の場合を除く)
投手の投球が球審や捕手のマスクや用具にはまった
投手の投球が本塁で得点しようとした走者に当たった
打者がファウルフライを打ったが、野手が捕れずにファウルボールとなった。
打者の打った打球がフェア地域に飛んだが内野手(投手を含む)に触れる前に走者か審判員に触れた。または、打球が内野手(投手を含まない)を通過する前に審判員に触れた。
打者が反則打球をした。
打者が打ったフェア地域内の打球にバットを当てた
打者が投げ捨てたバットが打球を捕ろうとしていた野手の守備を妨害
野手が走者をアウトにしようと送球したボールがスタンドやベンチに入った。
走塁妨害(打者がいないときの打者走者へのオブストラクションなど)
守備妨害
球審が捕手の送球動作を妨害
ベースコーチがわざと守備側の送球を妨害