ネクストバッターズサークルでは、いかに投球のイメージができるかが大切です。
ネクストバッターズサークルはベンチよりもピッチャーに近い位置にあり、バッターボックスに入る前に準備する場所で、この段階で大事になるのは、バッターボックスに入った際に、いかに投球のイメージができるかどうかです。
そのため、ネクストバッターズサークルではピッチャーのモーションに合わせてバットを振り、タイミングを合わせるなど、よりバッターボックス内の動きを意識できるかがその打席の結果を左右します。
今回は、マスコットバットを使ったネクストバッターズサークルでの準備についてご紹介します。
何故、マスコットバットを使うのか？
実際にはマスコットバットを使っている選手が圧倒的に多く、その理由としては、実際に効果があるかというよりも、重いバットを振ってから普段のバットに変えるという動作や感覚がルーティン化していることや、バットが軽く感じる感覚的な効果を求めていることが想像できます。
このことは、感覚的な効果を求めるのか、実質的な効果を求めるのかで、どの重さのバットを使うかを選択していけばよいということですが、それぞれのメリットやデメリットを考慮して、バットを選択する必要があります。
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重いマスコットバットを振ることの弊害
ネクストバッターズサークルでは、マスコットバットを振って自分の打席に備えている選手が多いと思いますが、重たいマスコットバットを振ってバッターボックスへ入っても、あまり効果がなくそれどころか、バッターボックスに入る前に重いマスコットバットを振ると、逆に本来のスイングスピードが落ちてしまうケースがあります。
バッティングフォームが不安定になる
重いバットで練習を続けると、パワーはつくものの、フォームが崩れやすくなります。
実際に重いバットを振ってもわかるように、体の軸に安定感が出ず、不安定なフォームが身についてしまう可能性があるので注意が必要です。
その為、必要以上に重たいバットは決して選ばないようにしましょう。
体が開く
バットの重さに引っ張られて体が開きがちになります。
そこから通常のバットに戻れば大丈夫かと言うとそうではなく、体や脳は練習を繰り返すと記憶していきます。
バットを変えても体が開くフォームとなってしまい、良いスイングができなくなってしまい、フォームに影響が出てしまうので注意しましょう。
腰椎や手首を痛めるリスク
重いバットは余計な部分に力が入ってしまい、その重さに耐えられずケガをしてしまうリスクがあります。
その中でも特に腰椎や手首にリスクが高く、思わず捻ってバランスを崩してしまう可能性があるので注意が必要です。
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軽いバットをネクストバッターズサークルで振ることのメリット
重いマスコットバットを振る場合、バットが重いためにヘッドが落ちやすくなることが大きなデメリットで、マスコットバットを使う際には、ヘッドが下がらないように注意する必要があります。
その為、スイングスピードを落としたくない場合は、マスコットバットではなくいつも使っているバットでスイングすることの弊害や、何より体の負担がなく、普段よりも軽いバットを、ネクストバッターズサークルで振るのも有効的な手段です。
軽いバットを使うことで自分の持っているスイングスピード以上の速い動きを体験でき、速いスイングスピードを体に覚えさせてからバッターボックスに入ることができます。
この「軽い」の基準となる重さは、普段使っているバットよりも約10%程度軽いバットで振ったときが、もっともスイングスピードが速く、それ以上に軽い場合、軽すぎて力が分散してしまうので、適度な軽さのバットを選んで振ることを心がけましょう。
