五分五分のカウント場合、次の1球は非常に大事になります。
ストライクを先行できれば、より優位に勝負に挑めるからです。
今回は、投手と打者に五分五分のカウントでの配球についてご紹介します。
1-1 ワンボール·ワンストライクの配球
打者も打ちにくるので慎重にストライクをとる。
バッテリー側:打者のねらいを観察しておく
1-1は投手っと打者に五分五分のボールカウントです。バッテリーからすれば、1-2と追い込んだ状態に持っていきたいところですが、打者も積極的に打ちにくるボールカウントです。
その為、安易にストライクは投げ込まないず、1-1までの2球で打者をしっかり観察しておくことが大事です。
打者側:ねらい球を定めて積極的にいく
1-2に追い込まれたら三振があるので、このボールカウントで積極的に打ちにいきたいところですが、逆に2-1ならば打者有利になるので見極めも大事になります。
積極性を持ちつつも、ねらい球をしっかり定めておくことを大事にするボールカウントです。
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3-2 スリーボール·ツーストライクの配球
調子のいいボールを腕を振って投げる
バッテリー側:最も調子の良いボールを投げる
投手として一番避けたいのは四球です。その為、ストライクゾーンで勝負をしなくてはいけません。
その日、最も調子のいいボールを選択し、腕をしっかり振ってストライクゾーンに投げ込みたいカウントです。
その際に安易にストライクゾーンに投げると、大ケガをする危険性があるので注意が必要です。
打者側:ストライクゾーンを広げる
ねらい球を決めてスイングできる状況ではありませんが、ボールなら四球なのでストライクしか振りたくないカウントです。
また追い込まれているので三振の危険性もあり、ストライクゾーンを広く意識して、少しぐらいのボール球はスイングする意識を持っている。